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ガスコンロが片方しかつかない!カチカチする・・・!そんな時のチェック項目と対処法

2024.02.25

ガスコンロが片方だけつかない状態で、カチカチ鳴っているだけだと「故障かも!」と焦ってしまうかもしれません。しかし火がつかない原因の多くは自分で対処することが可能です!「コンロの火がつく仕組み」を押さえて原因を探っていきましょう。

  1. まずはガスコンロの仕組みを理解しよう!
  2. コンロの火がつかない原因の多くは「仕組み」の不具合
  3. 「コンロの片方だけ火がつかない場合」もチェックは大切
  4. チェック項目①:コンロが電池切れを起こすと火がつかない
  5. チェック項目②:ガスの噴出口とバーナーキャップの確認
  6. チェック項目③:コンロの安全装置の誤作動で火がつかない
  7. チェック項目④:コンロが水に濡れると火がつかないことも
  8. チェック項目⑤:ガス漏れしていない?臭いをチェック!
  9. ①〜⑤を全てクリアしてもコンロに火がつかない場合
  10. コンロに火がつかないときは、早めのチェックが大切!
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ガスコンロはガスだけで火がつけられているのではありません。火がつかない原因を探る前に、まずガスコンロの仕組みを簡単に理解しておきましょう。
ガスコンロのつまみをひねったり、ボタンを押したりすると、まず点火プラグに火花が飛びます。この火花はスパークと呼ばれ、ガスコンロで火をつける前に「カチカチ」と音がするのは、このスパークが出ているからです。
スパークが発生すると、同時にメインバーナーと点火用のガスが噴出されます。そしてコンロの「炎検知器」の先端が加熱されて電気が発生し、その電気によって電磁石式のバルブが開くことによってはじめて火がつきます。このバルブが開いている間はずっと火が燃え続けますが、吹きこぼれや風によって炎検知器の温度が下がると、自動的に火が消える仕組みになっています。

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火がつかなくなってしまう原因の多くは、ガスコンロで火をつけるための仕組みのどこかがうまく働いていないことです。例えば、着火するための「カチカチ」という音が鳴っていても、点火プラグが水に濡れてしまっていれば火花が出せなくなってしまいます。他にも点火のための電源となってる電池が切れていれば仕組み自体が作動しません。
つまり、ガスコンロが片方しかつかなくて、ずっとカチカチ鳴っているだけのような場合には、「火をつけるための仕組み」が正しく働いているかを確認すれば良いということになります。
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「コンロのもう片方は火がついているし、ちゃんと仕組みは働いているはず」と断定することはできません。なぜなら、コンロが2口、3口と分かれているのなら、それぞれに着火のための構造が設けられているため、「片方に火がつくなら仕組みに異常はない」と言い切ることができないからです。そして、火がつかない方のコンロがカチカチといっていたとしても、汚れや水濡れなどによってうまくスパークが起こらなければ、火をつけることができません。
火がつかないのが片方だけであっても、火がつく仕組みの元となっている部分をチェックするのは大切です。片方はちゃんと火がつくからと、むやみにもう片方も点火させようとするのもNG。しっかりと各項目を確認していきましょう。
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ガスコンロは点火をするために電池をつかっており、電池切れを起こせば火はつかなくなってしまいます。電池の交換周期はおよそ一年といわれていますので、ガスコンロの購入や、前回の電池交換から時間が経っている場合には、電池の交換を試してみましょう。電池交換のランプが点灯していることもあります。
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電池ボックスは一般的に、ガスコンロのボタンやツマミ部分の近くに取り付けられています。商品によってはガスコンロの内部に設置されている場合もあるため、わからない場合には購入時についてきた取り扱い説明書などを確認しましょう。
電池交換をしても火がつかない場合には、別の原因や、点火プラグの故障や劣化も考えられます。他のチェック項目でも原因がわからない場合には、修理依頼を出すかコンロを取り替える必要がでてきます。
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調理に使い続けていれば、ガスコンロにはいつの間にか汚れが溜まっていきます。火花が散っていても点火されない場合、ガスの噴出口の目詰まりや、バーナーキャップの汚れが原因となっていることも。
ガスの噴出口はコンロの火が輪状に出てくる部分です。自分で目詰まりが取り除けない場合には、業者にメンテナンスを頼むようにしましょう。
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バーナーキャップは、ガスコンロの火がつく部分の真ん中にある、中央にドーナツ型に穴の空いている丸い筒型の部品です。汚れが溜まっていれば、一旦キャップをはずして、歯ブラシなどをつかって綺麗にします。掃除ができたら部品は元あった場所に正しく差し込むようにしましょう。
バーナーキャップに汚れがたまると、点火しても不完全燃焼を起こして、炎が赤色やオレンジ色になっている場合があります。このまま放置してしまうと火がつかなくなる原因にもなりますので、汚れはしっかり取り除くようにしましょう。日頃からコンロの掃除をするときに、火がつく部分も掃除しておくと汚れが溜まりにくくなります。
またバーナーキャップは火が直接触れる部分なので劣化が早いため、状態によっては部品の交換が必要になります。劣化がひどい場合には買い替えを検討するか、メーカーに相談してみてください。
ガスコンロには安全装置がついています。調理中の吹きこぼれなどによって炎検知器が汚れてしまうと、安全装置が働きっぱなしの状態になって、ガスが供給されなくなってしまいます。また火が一度はつくものの、すぐに消えてしまうような場合にも、安全装置の作動が関係している場合が多いです。
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炎検知器は、ガスコンロの火の出るところにある、削った鉛筆の先のような細長い部品です。この部分が汚れていたら掃除しておくようにしましょう。
汚れを掃除するには歯ブラシなどを使います。それでも汚れが落ちづらい場合は、金属製のタワシやヤスリなどをつかって、かるくなでるようにすると、汚れが落としやすくなります。
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調理中の吹きこぼれなどによって、ガスコンロの火が出る部分が濡れてしまったり、水が奥まで流れ込んでしまうと、うまく点火が行えず、コンロの火がつかなくなる可能性があります。火をつけようとしても、ずっとカチカチと鳴り続けているような場合には、点火のためのスパークがうまく起こせなくなっているとも考えられます。
点火プラグが水に濡れていないか、火がつく部分の内部に水が溢れていないかを確認しましょう。自分がコンロを水濡れさせた記憶がなくても、家族で暮している場合など、別の人がつかったときに水をこぼしてしまっていたというケースも珍しくはありません。
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点火プラグは、バーナーキャップに細長い芯が触れている筒状の部品です。炎検知器のすぐ近くにあります。
火がつかない原因が水分であれば、拭き取ってしまえばすぐ火がつくようになることが多いです。しかし、あまりに浸水がひどいとガスコンロが故障してしまっている場合もありますので、状態をよく確認しておきましょう。
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ガスの元栓が開いていて、チェック項目を全てクリアし、ガスコンロの故障の可能性も低い場合には、ガス漏れを起こしている可能性があります。お使いのガスコンロが一本のゴム管でガスの供給をしている場合、ガス漏れの可能性は低いですが、念のため確認しておきましょう。
ガスコンロ周辺で、ガスの臭いがしませんか?まずは元栓からガスを供給するゴム管が外れていたり、亀裂が入ったりしていないかをチェックします。ガスが漏れているかどうかはガスの臭いでわかりますが、「なんとなく臭いがする気がけれど、よくわからない」という場合には、泡立てた洗剤をゴム管に近づけてみてください。もしガスが漏れていれば、洗剤がシャボン玉のように膨らみます。臭いだけで判断が難しいときは試してみてください。
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確認の結果、ガス漏れが原因だった場合にはすぐに元栓をしめ、窓を開けて十分な換気をします。ガスはガス漏れに気がつきやすいように臭いがつけられていますが、その臭いが部屋に充満すると体に悪影響を及ぼします。また、コンロでカチカチと音が鳴るからと、むやみに火をつけようとしないようにしましょう。スパークの火花によって引火を起こす可能性があります。ガスコンロ周辺でライターやタバコなどの火器を使うのも引火の原因となり大変危険です。
ガス漏れが原因となっている場合には、臭いと引火による火災に十分に気をつけて、すぐにガス会社に連絡をとって、早めに点検をしてもらうようにしましょう。
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「カチカチと音が鳴っていて、スパークも起こっているし、電池も切れていない。汚れも掃除した」と、火をつけるための仕組みが正常に動作するはずなのにどうしても火がつかないこともあります。そのような場合には、ガスコンロの制御装置や、ガスバルブが故障してしまっている可能性があります。
ガスコンロの異常によって火がつかなくなってしまったら、無理やり火をつけようとしたり、内部をいじってしまうのは危険です。自力で復旧が難しい場合には、無理せず購入したメーカーに相談し、状態によっては修理依頼を出すようにしましょう。

どうしても火がつかないときはメーカーに相談しよう

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ガスコンロの主なメーカーには、リンナイ、パロマ、パナソニックなどがあります。ガスコンロ本体についているロゴや表示、または購入時についてきた取り扱い説明書などを確認してみましょう。説明書や販売メーカーのホームページなどでは「修理・相談窓口」や「困ったときの連絡先」などが表示されています。
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自分で対処するのが心配なときや、チェックが必要な部品の詳細がわからないときなど、自分で無理をせずメーカーに相談してみるのも大切です。修理業者を派遣してもらうことでコストがかかってしまう場合がありますが、より確実で安全に対処したいときには、プロに頼めば心強いです。

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「コンロの片方だけ火がつかない」というのは、完全に故障とも言いづらいし、かといってそのまま放置してしまうのは不安が残ります。ですが、順番に原因を探っていけば、意外にも簡単に解決してしまう例も多いものです。急に火がつかなくなってしまっても、慌てずに自分でできることからチェックしてみましょう。
コンロの状態によってはメーカーに修理依頼をするケースも全くないわけではありませんが、いきなりメーカーに連絡する前に、「どうして火がつかないのか?」を知ることができれば、問い合わせやその後の対応もスムーズになります。
コンロは生活にかかせないものの一つ。しっかりメンテナンスして長く大切に使っていきたいですね。