そもそも「ヨガ」って何？ヨガの目的
ヨガの基本 ヨガって何？ヨガの意味
ヨガの起源は4千年から5千年前のインド、インダス文明で生まれました。
もともとは悟りを開くための東洋の精神鍛錬法です。「ヨガ」の語源はサンスクリット語の「ユジュ」で、「～と～を繋ぐ」という意味があります。
現在、私たちが体を動かして行っているのは「ハタヨガ」と呼ばれるもので、そのほかに瞑想、心理をコントロールすることを目的とした「ラジャヨガ」、奉仕の精神を養う論理的な「カルマヨガ」など多数あり、私たちが行っている
「ハタヨガ」はヨガ哲学の一つです。
「ハタヨガ」の「ハ」は太陽、「タ」は月を意味し、「陰陽」を表しています。太陽と月以外にも「心と体」「空と大地」「自分と他人」「男と女」など対立を意味していますね。このように対立しているものが違いを認め合い調和、融合させていくことがヨガの真意です。自然の摂理に逆らうことなく「内と外」のバランスを感じながら生きていくヨガの精神は多くの人を魅了しています。
ヨガの基本 ヨガの目的
具体的には「調和」「統一」「バランス」を意味し、体、心、呼吸、食べ物などあらゆるカテゴリーと関係しています。★姿勢と動作 ★栄養の過不足 ★感情の安定 ★筋肉、内臓、骨格の異常など。ヨガは、これらをコントロールし修正していくものです。そのためにはこのことを意識しながら行うことが大切です。
関連記事
ヨガポーズの効果、こんな方におススメ！
ヨガは歴史的な呼吸法であることがわかりました。ではいったい体にとってどのような効果があるのでしょうか？
またどのような人にお勧めなのでしょう。代表的なヨガの効果をご紹介しましょう
ヨガの効果 血行が良くなる
ヨガでは一部の筋肉を動かしているように見えても全身の筋肉を使っています。また関節も柔らかくするため、全身の血行が良くなっていきます。
ヨガのゆったりとした動きで体の隅々まで血液を送ってくれます。その結果特に女性の冷え性で悩んでいく方には激しい運動をしなくても血流をアップする効果があります。
また、血流が良くなることで、肩こり、眼精疲労、頭痛といった体の不調も改善されていきます
ヨガの効果 姿勢が良くなり、ボディラインが整う
ヨガのポーズには普段使わない筋肉もシッカリ伸ばすことができることで様々な効果があります。
ヨガポーズで大切なのは正しい姿勢です。初心者でも行ってみるとわかりますが、ヨガの正しい姿勢をすると、それだけでもとても疲れます。それはそれだけ体が歪んでいるということなのです。
ヨガを続けることでこのゆがみが整っていきます。
骨格の歪みが改善されると内臓も正しい位置に戻すことができるので、便秘の解消などの効果も期待できます。
ヨガの有酸素運動としての消費カロリーは1時間で200kcal前後なので、それ自体で劇的に痩せるということはありません。しかしヨガの呼吸法や正しいし姿勢を意識したポーズにより基礎代謝を上げ、太りにくい体を作ります。
ヨガの効果 女性にうれしいホルモンバランスを整える
女性はストレスの影響を受けやすくそのためにホルモンバランスが乱れ心身に様々な影響を及ぼします。
ヨガのゆったりとした呼吸とポーズで身体をほぐし、リラックスすることで自律神経のバランスが整ってきます。それによって女性ホルモンのバランスも整い、女性の不調を改善していきます。
また、前出した血行促進は健康だけでなく肌にもいい影響を及ぼします。血液やリンパの循環が良くなり、老廃物をしっかり排出できるよ鵜になるため、ニキビなどの肌トラブルも予防できるのです。
新陳代謝もよくなって肌のターンオーバーを正常化させる効果も期待できるため、くすみを予防することにもつながります。
ヨガの効果 心への効果
私たちは緊張したりイライラしていると無意識に呼吸が浅くなり、それが自律神経のバランスを乱し、交感神経を活発化させてしまいます。
交感神経が優位なままだと身体も緊張状態が続くため疲労の蓄積にもつながっていきます。
ヨガポーズの基本の腹式呼吸で深い呼吸をすることで、自律神経のバランスを整え副交感神経を優位にしてくれます。
ストレスが多くて疲れているのにリラックスできないという方は、ヨガポーズの呼吸法だけでも取り入れてぜひ試してみてください。
ヨガポーズの効果を上げるポイント
ヨガの基本は腹式呼吸
ヨガは体と心のバランスを整えるのが目的です。ここが単なるストレッチや筋トレとの大きな違いです。そこで大事なのは呼吸です。ポーズだけをまねするのではなく呼吸法もシッカリできるようになって初めて効果が出ます。
ヨガの呼吸法にはいくつかありますが基本は「腹式呼吸」です。
腹式呼吸は空気をお腹にため込み、そこから腹筋を使ってガキ出す呼吸の仕方。歌手や役者などに必要ともいわれる技術の一つです。
腹筋と背筋を十分に使い大量の空気を取り込む方法です。この大量の空気が体内から出たり入ったりすることで内臓へのマッサージ効果になるといわれています。
こうして呼吸法によりマッサージをすることで、体の外側からのケアと同様に疲れた部分を癒し回復に導くとされています。
また腹式呼吸によって普段使わないインナーマッスルを鍛えることができます。
腹式呼吸のやり方
まず大事なことは「呼吸を意識する」ことです。普段無意識で呼吸している私たちにとって意外と疲れることですがゆっくりでよいので1回1回の呼吸を丁寧に行うようにしてみましょう
１．まずは体の中の空気をすべて吐き出す。
２．鼻からゆっくりと空気を吸い込みます。お腹の中心、おへそあたりまで大きな空気袋があるのをイメージしてそこへ向かって空気を取り入れましょう。
３．限界まで吸い込んだら、同じお腹の中心の空気袋から呼吸を口から吐き出します。一度に吐くのではなく「ふー」と細く長く吐き出すようにしましょう。
呼吸法の基本の動作はこれだけです。吐ききったらまた花から吸い込み口から吐くを繰り返します。５～６回繰り返したら一度リセットするために休憩を入れましょう。
ヨガポーズの効果的な時間と頻度
初心者ならまずは週1回からのヨガが効果的！
ヨガを効果的に行うのに絶対という頻度はありません。ヨガは継続的にライフワークとして生活の中に取り組むのがとても大事なので続けられるように付き合っていくということが重要です。
初心者の方はレッスンなどを受ける頻度としても、週1回のペースでヨガを行っていくのが良いでしょう。大きな変化を短時間で求めるというよりも、まずは徐々に身体を鳴らすことが大事です。
中級車までのレベルであれば体質改善などを目的に週2回のペースでもよいでしょう。徐々に日常的なものにしていきましょう。
ヨガを行う効果的な時間
ヨガを行うと心身ともにリラックスできるといわれています。それはどの時間帯においても得られる効果ですが、特に効果的な時間があります。
それは朝と夜です。
朝ヨガの効果
朝ヨガのメリットは、朝日を浴びながらヨガを行うことで体が目覚めすっきりすつという効果が得られます。
また寝ている間に閉じていた骨盤が、朝ヨガによって調整されるので内臓が正常に働くようになります。
さらに朝は体内に栄養素がないため、これから脂肪を燃焼しようとするタイミングでヨガを行うことで、代謝を上げ太りにくい体質にしていく効果も期待できるでしょう。
夜ヨガの効果
夜ヨガは寝る2時間前までに行うとよいでしょう。
夕方から夜の時間帯に行うヨガは、一日の疲れを取り安眠できる効果があります。
ストレスや心配事、緊張など疲れからくる自律神経の乱れを整えることで質の高い睡眠が得られるといわれています。
初心者でも効果アリ！ヨガポーズの基本
ヨガをするなら必ず知っておきたいのが太陽礼拝。初心者でもできる基礎のポーズを知る前にこれだけは押さえておきましょう。
初心者でもできる！効果的なヨガポーズその１
赤ちゃんのポーズ
腰をストレッチしながら全身をリラックスさせることができます。お腹の中で柔らかいものに包まれている感覚でリラックスしましょう
初心者でもできる！効果的なヨガポーズその２
スパインツイスト
腰部から背中にかけてストレッチしてリラックスし、調整できるポーズです赤ちゃんのポーズから続けて行うのもよいでしょう。
初心者でもできる！効果的なヨガポーズその３
開脚前屈のポーズ
背中、おしり、太もものストレッチでリラックス
初心者でもできる！効果的なヨガポーズその４
イーグルのポーズ
身体の中心を意識して集中力アップ！骨盤、ふくらはぎ、ふともも、二の腕を引き締める効果があります。
初心者でもできる！効果的なヨガポーズその５
猫のポーズ
しなやかな背中を作る。力を抜いて柔らかいイメージで。整腸作用にも効果アリ！
関連記事
まとめ
いかがでしたか？やってみたい習い事の1番がヨガというヨガブーム。
一番のポイントは持続すること。生活の中にヨガの時間を取り入れてまずは初心者でもできる基本のポーズからやってみませんか？
自分の心に問いかけながら一番気持ちのよいポーズが見つかれば、きっと心も身体もイキイキと過ごしていけますね！
