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地震雲は本当?嘘?特徴や実際に起きた回数は?他の地震の予兆と言われているものも!

2024.02.25

地震雲は地震が起こる前の特徴だと言われますが本当なのでしょうか?それとも嘘?その他にも地震の予兆だといわれる現象がありますが、実際のところが気になりますよね。地震雲が発見されたあとに地震が起こった回数などをまとめ、本当か嘘か調べてみました。

  1. 地震雲は地震の予兆って本当?嘘?予兆だと言われる現象や特徴は?
  2. 地震雲は地震の予兆って本当?嘘?①:地震雲とは?本当に地震が来る?
  3. 地震雲は地震の予兆って本当?嘘?②:実際に地震が来た回数は?
  4. 地震雲は地震の予兆って本当?嘘?③:その他の地震の予兆は?
  5. 地震雲は地震の予兆って本当?嘘?④:現象①地鳴り
  6. 地震雲は地震の予兆って本当?嘘?⑤:現象②電波の乱れ
  7. 地震雲は地震の予兆って本当?嘘?⑥:現象③動物の異常行動
  8. 地震雲は地震の予兆って本当?嘘?⑦:地震を予知することはできる?
  9. 地震雲は地震の予兆って本当?嘘?⑧:緊急地震速報の精度は?
  10. まとめ
地震の予測や予知は難しいと言われていますが、地震が起こる前に「地震雲」が発生するという話を聞いたことがあるのでしょうか?地震雲についてはまだまだ分かっていないことも多いですが、地震雲から実際に地震が発生する日を予測することもできるという噂もありますよね。
今回は、地震雲の特徴や実際に地震が起こるのかどうか、実際に地震が起こった回数などをまとめました。また、その他に地震の予兆だと言われることがある現象もまとめたので、気になる現象が起こったときは注意を払いましょう。
地震雲とは、地震が起こる前や起こった直後に現れるとされる、特徴的な形状の雲のことです。専門家ではなくても観測しやすいため、地震を予知する方法として広く知られています。しかしながら、地震雲についてはよく分かっていない部分が多く、科学的根拠のない迷信として扱われることが一般的です。
気象庁は、地震雲が無いとは言い切れないが現在では科学的な扱いはできない、という見解を示しています。気象庁の公式ホームページの「よくある質問集」において、地震予知についての質問が1ページにまとめられているので、気になる方は目を通してみてください。
こちらのページの1番下の質問の「地震雲はあるのですか?」の返答にあるように、日本では平均1日あたり5回程度の有感地震が発生しています。これだけの回数地震が起こっているとなると、実際に地震雲があるとしても、どれが地震雲だという判断は確かに難しいのかもしれません。
普段見慣れない雲を見つけるとギョッとしてしまいますが、その多くは気象現象として説明可能なことが多いとも言われます。結論を言うと、地震雲がないとは言えませんが「地震雲が発生すると地震が起こる」という話は、言い伝えや迷信の類として扱われているというのが現状です。
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上記のように、地震雲は科学的に説明のつかない現象として扱われているため、地震雲が観測された後に地震が起こった回数や場所などは公式な記録がありません。そこで、地震雲の種類別に特徴や実際に地震がきた例などをまとめました。

帯状形地震雲

一般に地震雲と呼ばれる雲にはいくつか種類があり、長い帯のような形の「帯状形地震雲」はよく観測されることが多いです。ただし、「ひこうき雲」と間違えやすく、「ひこうき雲」が観測されたときにたまたま地震が来ただけ、というケースは少なくないでしょう。
そのため、「帯状形地震雲」は地震雲の中でも最も観測回数が多いですが、観測された後に実際に地震がきたケースや回数は不明瞭です。大きな地震での例をあげると、スマトラ島沖地震が起こる前に観測された、という例があるようです。

断層形地震雲

雲と空がくっきりと分断されて見える特徴的な雲が「断層形地震雲」です。この雲が観測されてから2~3日以内に地震発生する事が多いと言われており、また、大きな地震が起こりやすいとも言われているのが特徴です。
特徴的な形状の雲なので「地震雲かも?」と話題になることが多いですが、大雨のときに発生する雲に似ているので、勘違いというケースも少なからずあります。2005年の北海道釧路沖地震の前に観測されたという例があります。
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地震雲は地震の前兆現象として有名ですが、その他にも地震の予兆だと言われている現象がいくつかありますよね。実際、地震が起こる際には「電磁波」が発生したり、地球の内部構造が変化したりするので、それにより前兆現象が起こるとされています。その他の地震前兆現象をチェックしておきましょう。
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大地が振動しているかのように低く響き渡るのが「地鳴り」です。近くに雷が落ちたような音と例えられることもあります。阪神淡路大震災や東日本大震災などの大地震の直前に地鳴りが聞こえた、というケースもあり地震の前兆現象として有名です。
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大きな地震が起こったときには、その前後に「地鳴りが聞こえた」という報告が多く、前兆というよりは地震に伴い発生する現象のひとつだと言うことができます。地鳴りがしたから地震が来る、とは言い切れず、地震が発生した後になって、「あれは前兆現象だったのかも…」と言われることが多いです。
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地震の前兆として、震源から電磁波が発生することが知られています。これにより電波が乱れ、携帯の通信が異常に遅くなったり、テレビにノイズが走ったりするという報告があります。地震の数週間前~数日前に電磁波が発生するとされ、この期間に電波の乱れが生じます。
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ただし、電波の乱れはその他の要因によっても引き起こされるので、事前に地震の前兆現象だと判断することは難しいようです。
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動物は人間よりも感覚器官が鋭いと言われており、地震の前に発生する電磁波や音、匂いを感じて普段とは異なる行動をすることがあります。「飼っている猫が…」という話を聞いたこともあると思いますが、ペットよりも野生動物の方が敏感に反応すると言われています。
もちろん人間の中でも感覚器官が鋭い方はいるので、地震の前に何か感じ取ったり、いわゆる「虫の知らせ」を受けとったりする可能性もあると言えます。
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地震雲やその他の前兆と呼ばれる現象から地震を予知することは、非常に難しいと言われています。何故なら、前兆と呼ばれている現象が本当に地震によって引き起こされているか証明するのは難しいからです。
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後になって「あれは前兆現象だった」と言うことはできますが、「これから地震が起こる」と断言することはなかなか難しいということですね。前兆現象は本当!嘘!と躍起になるよりも、常日頃から地震に備えておくのが良いかもしれません。
大きな地震が来る数秒前に知らせてくれる「緊急地震速報」は現在唯一の科学的な地震予測方法であり、気象庁により行われています。地震の際に発生するP波とS波の速さの違いを利用した地震予測方法ですが、その精度が気になりますよね。
緊急地震速報はシステムの改善が日々行われていますが、まだ完全であるとは言えず、誤報も少なからずあります。感知しずらいタイプの地震もあり、すべての地震を知らせてくれる訳でもありません。そのため、緊急地震速報に頼り切らず自分の判断で行動することが重要になってくるでしょう。

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地震雲やその他にも前兆と呼ばれる現象はいくつかありますが、そのほとんどは科学的な証明がされていません。特に地震が起こってから「そういえば、あんな現象があった…」という報告が多く、たまたま発生していた現象を地震と結び付けてしまっているケースが少なくなりません。
普段はあまり見ない珍しい雲を見たり、その他の不気味な現象に出くわしたりすると不安になってしまうことがありますが、必要以上に気にすることはありません。前兆現象があってもなくても、普段からしっかり地震に備えておきたいですね。