「プラバン」は、プラスティック板に好きな絵を描き、電子レンジ（のトースター機能）やオーブントースターで硬く加工してアクセサリーなどを作る作品です。子供のころに工作の時間で作った方もいるのではないでしょうか？手作りブームの今、さまざまな趣向を凝らしたプラバン作品の人気の勢いがとどまりません。初心者でも簡単に作ることができます。ぜひこの機会に取り組んでみませんか？

上や下の素敵な作品も、コツさえつかめば、いつしか作れるようになるはず！レジンやニスを使うと、雑貨屋さんで売っているような、繊細で本格的なかわいいアクセサリーを作ることも夢ではありません。

100均の材料と電子レンジ（のトースター機能）やオーブントースターだけで、がんばれば短時間でこんなにかわいいアクセサリーが作れるようになります。

なんてかわいいピアスでしょう！思わずくすっと微笑んでしまいそうな、洗濯ものをモチーフにしたピアスです。

何と繊細な！立体的な風車のピアスです。ちょっとだけ上級編ですが、作り方のコツを覚えれば意外に簡単です。こんな素敵なピアス、作ってみたいですね。ベース部分は100均の材料でできるなんて、本当に驚きです。

こちらはペンダントとピアス、ブレスレットのセットです。ダイヤモンド型を生かしたモザイク模様が美しいですね。さりげないデザインなのでお揃いで付けると、かわいいですね。

『怪盗グルーの月泥棒』に登場するキャラクターです！遊び心に溢れています♪

初心者は、まず簡単なものから挑戦しましょう！本当に短時間で作れるので驚きです！まずは100均にGO!

それでは必要な材料を揃えましょう。

①プラバン……100均や文具店で販売されています。店舗によって違うようですが、厚さが、0.2mm、0.3㎜、0.4㎜とあります。好みの厚さを選びましょう。ピアスがイヤリングなどのように細かいパーツを組み合わせて作る場合は、厚さを変化させると、繊細な作品ができそうです。

最近は、白いプラバンも販売されています（100均の店舗によります）。もし白いプラバンが100均になければ、サンドペーパーでこすり、白っぽくすることもできます。

②プラバンに絵を描くための油性ペン　※色鉛筆やアクリル絵の具もOKです。3枚目の写真が示しているように、画材が違うと、色の濃さも違います。ポップな感じが好きな方は油性ペンを。淡い感じが好きな方は、色鉛筆やパステルが良いでしょう

プラバン自体は短時間でできますが、絵を描く時間がかかります。でも丁寧に描けば、とてもすてきなプラバン作品ができあがります。そう、上手にプラバン作品を作るコツは、「絵」にあります。

イラストが苦手な方は、下絵を用意しましょう。下絵は、パソコンでお気に入りのイラストを印刷してなぞる方法もあります。スタンプを利用したり、マスキングテープを利用する方法もあります。

最後は、これです。④電子レンジ（のトースター機能）やオーブントースター　※焼いて硬く仕上げます。人によっては、魚焼きグリルを使う方もいるようです。アイロンの場合は、通常の使い方では作れませんのでご注意を。

※もしアイロンで作る場合は、アイロンを逆さにし、その熱を利用する方法があります。通常の使い方ではありません。なぜならば、押し付ける機能のアイロンは、プラバンの形を崩してしまうからです。アイロンの場合は、逆さにしてクッキングシートを置き、そしてプラバンを置くとよいようです。しかし結構面倒なので、トースターがあるのでしたら、アイロンはあまりおすすめできません。あと、ホットプレートはOKです。蓋をすると空間ができるので、つくることができます。

次に、何を作るかを決めましょう。それによって、デザインを決めましょう。それは、大きなものにするのか、小さいものにするのか。それに合わせてさらに必要な道具も用意しなければなりません。キーホルダーやストラップを始め、最近大人気のアクセサリー類（ブローチ、ブレスレット、ピアス、イヤリング、指輪、ヘアピン）、また箸置きも人気です。あなたのアイデア次第で、いろいろな作品を生み出せます。

上の写真のように正六角形、そして六角形を少し崩した形が人気のようです。

初心者の方に気を付けてほしい注意点は、トースターで焼くと、サイズがかなり小さくなるということです。1/10ほどでしょうか。この点を念頭に置いて作るのがコツです。

↓少し凝っていますが、下書きをきちんと丁寧に描けば、意外に難しくありません。

キーホルダーやストラップ、アクセサリー類は、留め具が必要になります。前もって留め具も含めたデザインを考えておくとよいでしょう。

まずは、プラバンの製造会社の動画をご覧ください。初心者でも本当に簡単に作ることができます。この基本を覚えれば、あとはアイデア次第で、本当に素敵なアクセサリーを作ることができます。

①プラバンのツルツルしたほうに絵を描きます。

②反対のザラザラしたほう（白っぽい側）に色を塗ります。油性ペン、水性ペン、色鉛筆なんでもOK！

③縁をカットします。

④ブレスレットなどにする場合は、パンチで穴を開けます。

⑤プラバンがくっつかないように、くしゃくしゃに丸めたアルミホイルを開いてオーブンに敷きます。

⑥カットしたプラバンを置きます。

⑦スイッチを入れます。※すぐに熱が入るのでちゃんと見ていましょう。

⑧2～3分するとプラバンが丸まり、そして再び開くのを確認し、トースターから取り出します。※かなり縮まっています。

⑨すぐに本などに挟め、上から体重をかけて平らにします。出来上がりです！

※電子レンジやトースターがない場合は、魚焼きグリルで作る方もいます。アイロンはNG！

一部が空いているタイプの指輪です。指の太さに合わせて細長くプラバンを切ります。色は、お好みで。簡単にできるので、お友達にもペアでプレゼントすると楽しいですね。

こちらは、薄い色合いが素敵なピアスです。サンドペーパでプラバンをこすり、淡い雰囲気にします。色鉛筆でお花を描きます。単色ではなく2色使いが、プロっぽく上手に仕上げるコツです。最後にニス（透明マニキュアでもOK)を塗ってテカリを出せば完成です。

こちらは、これからの季節にぴったりの雪の結晶イヤリングです。やはりこちらもグラデーション使いが素敵です。コツは、色違いにしたり、開ける穴を変えること。そうすると光の当たり方が変わるので、また雰囲気の違うイヤリングになります。とても初心者が作ったとは思えない仕上がりです。耳元で輝く雪の結晶、かわいいですね。

プラバンの作り方に慣れてきたら、次は平面から立体的なものに挑戦してみましょう。まったく難しくないので、初心者でも簡単に作ることができます。コツは、やはり下書きの色使いとトースターから出したときに、柔らかく丸めること。短時間でこんなにかわいいピアスができるなんて、驚きです。100均様様です！

プラバンは、子供の工作の域を超えてもはやアートの世界になっています。アクセサリーのほかに、上の写真のように、すてきなアートも創ることができます。絵は、もちろん自分で描いても良いですし、インターネットですてきな写真や絵をダウンロードしてもOK！いろいろ作ってみましょう！

大人気の【プラバン】の作り方をご紹介しました。プラバンは、初心者でも短時間でかわいい作品を作ることができます。材料は、100均で販売されているプラバン、イラストを描く道具、電子レンジやオーブントースターなどの道具だけ(アイロンは反対にしてクッキングシートを置いてからプラバンを焼きます）。子供の工作から、大人向けのアートまで、工夫次第でとてもすばらしい作品が創れます。ぜひ挑戦してみましょう！