初心者でも簡単!バラの挿し木は秋冬でもOK?水やりは?鉢上げは?肥料は?
華やかでロマンティックな花を咲かせるバラは、春から冬までいろんな場面でも使われ人気がある花でもありますよね。ロマンティックな状況では必ずバラが登場するほど、バラは優雅でゴージャスなイメージがあります。庭にたくさん咲いたバラはお家の雰囲気を豪華にしてくれます。また、庭植えだけではなく、鉢植えでも成長するので、場所を気にせず簡単に気軽にバラ栽培を始めることができます。今回は、バラの挿し木についてご紹介します。秋冬でもできるのか?水やり、鉢上げ、肥料など、バラを増やす方法をご紹介します。
バラについてもっと知りたい方へ
【初心者でも簡単!バラの挿し木】1.バラについて知ろう
バラは、バラ科バラ属の総称で、種類はなんと2万種類もあると言われています。それぞれの種類によって育て方や成長も違います。春夏秋冬と一年上見かけますよね。また、バラは一般的には初心者には栽培は難しいと言われていますが、中には初心者向けの丈夫な種類もあるので、自分が気に入った花を探して育てると、成長の過程も楽しいですよね。バラは、ツルのように枝が長く伸びるタイプとそんなに伸びずにわりとすぐに花を咲かせるタイプがあります。
バラの種類は、大きく分けると、四季咲き木立ち性(しきざききだちせい)と一季咲きつるバラの2つのタイプがあります。四季咲き木立ち性とは、蔓状にならない株のことで、主に春と秋に咲きますが、切り戻しをくりかえすことで春から冬のはじめまで何回も咲くタイプです。一季咲きつるバラとは、春に咲くタイプで、春に咲いたらその後は咲かないタイプのことです。密集した花が咲き、ツルがどんどん伸びるタイプです。
【初心者でも簡単!バラの挿し木】2.バラの選び方
なんと2万種類もあるバラなので、どれを選んで良いのかわからないですよね。初心者がバラを選ぶ時には、まず自分が育てる環境を考えてそれに適したバラを選びましょう。たとえば、庭で育てるのか、鉢で育てるのか。ツタをフェンスやポールなどにはわせて育てるのか、などの環境によってバラの育て方は違ってきます。
次に自分の好きな色のバラを選ぶとよいです。バラには赤、ピンク、白、オレンジ、黄色などいろんな色があります。またマーブルのように混ざった色のものもありますよね。自分が好きだなと思う物の中から選ぶと、成長の過程も楽しく見守ることができます。
【初心者でも簡単!バラの挿し木】3.挿し木とは?
挿し木とは、植物を増やす方法で、株の一部を切り取り、根をつかせて増やす方法のことです。球根の場合をのぞいて、観葉植物や多肉植物、ハーブなど、タネからではなかなか増やしにくい植物の場合に利用されます。元々育っている植物の一部を切り取って植え付けるので、ある程度簡単に成長する可能性があります。
【初心者でも簡単!バラの挿し木】4.バラの栽培環境
バラを栽培するには、環境を整えてあげなければなりません。バラは、日当たりと風通しを好みます。一日最低でも3時間ほどの日光が必要となるので、日当たりの良い場所にバラを植えるとよいです。あまり日があたりない場所や日陰で育てると、間延びして弱々しい株に成長したり、病気にかかったりするので注意が必要です。
バラの葉っぱは密集して茂るので、風通しには特に注意が必要です。葉っぱ同士が重なったりして蒸れてしまうことがあるので、風通りが良いなと思っていても、バラにとってはそれほどでもないこともあるので注意してください。株が蒸れると害虫の被害にあうこともあります。
【初心者でも簡単!バラの挿し木】5.挿し木の時期は?
バラは、お花屋さんで年間を通してみる花ですが、挿し木を成功させる時期は決まっています。挿し木の時期は、気温が20℃〜30℃くらいになる梅雨時と秋口が良いです。春の5月末から6月頃に挿し木をすると7月に根が付き、秋口の9月中旬から10月頃までに挿し木をすると11月頃には根が付きます。それでも、春や秋と同じような環境を作れば、年間を通して挿し木をすることは可能です。たとえば、室温を20℃以上にして、湿度50%強、室内で直射日光が当たらないカーテン越しのような場所です。
冬に挿し木をすることも可能です。冬は、バラは休眠期に入り、11 月から1月頃までに挿し木をすると、根が活動をはじめ、新芽が出てきますが、新芽が出るまでに時間がかかるので、根気がいる作業になります。
【初心者でも簡単!バラの挿し木】6バラの挿し木の準備
まずは葉付きのバラの枝を用意します。できれば庭や鉢植えから切ってすぐの枝がよいですが、もしも花屋さんで売っているバラから挿し木に挑戦したい場合は、花屋さんに挿し木をしたいことを伝えて、なるべく入荷したてで、葉や枝がしゃきっとしたものを選んでもらいましょう。
バラの枝の他に必要なものは、ハサミ、コップ、カッターナイフ、セルトレイ、挿し木専用土、発根促進剤などが必要です。
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【初心者でも簡単!バラの挿し木】7.挿し木の方法
挿し木にする枝のことを挿し穂と言います。挿し穂は、細すぎず太すぎないものを選びます。直径3-5ミリくらいのものが適しています。バラの挿し木の方法は、バラの枝の葉っぱがついているふしの上で10cmくらいの長さで3つくらいに切り分けその真ん中の枝を使います。切り口近くの葉っぱは取り除き、水揚げをよくするために切り口をくさび型にカットし、水の入ったコップに1時間ほど浸けます。
ホームセンターなどに売っているセルトレイに挿し木専用土を敷き詰め、じょうろなどを使い全体的に水をかけておきます。土に挿し穂を挿す時には、発根促進剤などを切り口につけてからさしたほうが早く根がでます。挿し木専用土に割り箸などで2-3cmの深さの穴をあけて、そこにそっと挿し穂を入れ、周りの土をかけて固定します。
【初心者でも簡単!バラの挿し木】8.挿し木が失敗する理由
基本的には挿し木をしたら、半日陰の屋外か、春秋冬ならば室内の窓辺に置いて、土が湿っている状態を保つのがよいです。環境をしっかり保っていても挿し木が失敗する理由としては、もともと挿し穂に力がなく根付かないこともあります。また、品種によっては挿し木に適していないものもあります。
【初心者でも簡単!バラの挿し木】9.水やりの方法
挿し木をしてから成長を待つ間に水やりをしなければなりません。水やりの方法は、土の表面が湿っている状態を保つのが良いです。たっぷりと水やりをして、土が半乾き状態になってきたらまた水やりをするのが理想的です。受け皿に置いて成長を待つならば、受け皿に少し水が貯まるようにしておいもよいです。
【初心者でも簡単!バラの挿し木】10.鉢上げの方法
挿し穂に根が出てきたら鉢上げする必要があります。鉢上げとは、根が出てきたら大きめの植木鉢に植え替えることを言います。
挿し木をしてから1ヶ月から1ヶ月半ほどで根が出ます。セルトレイにさした挿し穂から新芽が出てきたら挿し木は成功したと思って大丈夫です。本当に根が出てきたかどうか不安ならば、挿し穂を軽く引っ張ってみて、土が掴んでいる感覚があれば根は出ています。根が出たら鉢上げをします。鉢上げの方法は、3号くらいの植木鉢に挿し穂がまっすぐになるように植えます。植木鉢はあまり大きなものにすると、鉢の中にある水分量が多く、挿し穂の水分級主力が追いつかず枯れてしまうこともあるので注意です。
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【初心者でも簡単!バラの挿し木】11.肥料
挿し木をしている時には肥料はあげなくてもいいですが、鉢上げをして、順調に新芽が成長してきて、根がしっかりと根付いたのを確認したら有機肥料や液体肥料で根の成長を促進させます。肥料の与えすぎは、害虫の原因にもなりますので、あくまでも適量にすることが肝心です。
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【初心者でも簡単!バラの挿し木】12.成長を楽しむ
挿し木をして、鉢上げをしたらあとは成長を日々楽しみましょう。根がしっかりついて、赤っぽい新芽や緑色の葉っぱがどんどん出きて、茎も伸びてきます。その成長過程をしっかりと楽しみましょう。3ヶ月ほどして、しっかりと成長しているようならば、5号くらいの植木鉢に植え替えても大丈夫です。その後は、花を咲かせるなどの成長が楽しみですね。
【初心者でも簡単!バラの挿し木】13.バラを楽しむ
バラはツルが長く伸びる植物です。また、建物などにツルを這わせると素敵なバラガーデンが簡単にできます。庭にベンチがあれば、背もたれや手すりのところにバラをはわせてみるとベンチの周りが素敵なバラ園になります。もしも大きなお庭でしたら、ベンチの周りにアーチを作ってそこにバラを這わせるのも素敵ですよね。座っていてもバラの良い香りがして、癒される空間を作れます。
まとめ
いかがでしたか?華やかなバラの花が庭を飾ると鑑賞するのも楽しいですよね。もともとある枝から挿し木をしてバラを増やし、お花いっぱいの庭にするのも素敵ですよね。
