// FourM
Qh11a4w9gvbgnilxngnx

発音

CATEGORY | 発音

スペイン語の発音の特徴!日本語話者には簡単?発音記号を一覧で解説!

2024.02.25

日本人にとってスペイン語は、日本語の発音に似ている部分が多いので簡単に発音しやすい言語の一つではありますが、「ll」や「x」など日本語には無い発音や読み方の特徴があります。 スペイン語を発音するうえで、知っておくべき発音の特徴や記号、基礎知識を一覧でご紹介します。

  1. スペイン語の発音の特徴!日本語との違いも!
  2. スペイン語の発音の特徴!日本語との違いも!スペイン語の発音の特徴6つの注意点
  3. スペイン語の発音の特徴!日本語との違いも!スペイン語の発音記号一覧
  4. スペイン語の発音の特徴!日本語との違いも!日本語話者が苦手なスペイン語の発音の特徴~llやxについて
  5. まとめ
Cv7dut0mscbhgirhmpn3
スペイン語の発音は、母音と子音がセットになった音が多く使われており日本語の発音にも似ているので日本人にとって学習しやすい外国語の一つであるでしょう。ローマ字読みで日本語的な発音で通じる言葉が非常に多いです。
その中でも、その他の外国語同様、日本語とは異なる特徴がありますので、見ていきましょう。

LとRの違い

英語同様スペイン語もLとRの発音は異なります。日本語に無い発音なので注意が必要です。
「l(ele:エレ)」の発音です。lは、『側面接近音』と呼ばれる音で、図のように舌の先を上顎の歯茎に当てて、舌の両脇にできた隙間から息を吐きながら発音します。 それに対して「r(erre:エレ)」は、『はじき音』と呼ばれる音で、図にあるように舌の先で上顎の歯茎を、ピンとはじくように発音します。そのため、長く伸ばすことができるlの音とは違い、rは歯茎を一瞬にしか音を出すことができせん。

BとVの違い

こちらも日本人が英語を話す時に間違えやすい発音の違いですね。 英語では発音が異なりますがスペイン語では同じ発音になります。
逆に全く発音を使い分ける必要のないのが、「b(ベー)」と「v(ウベ)」の発音です。文字に関係なく、どちらの場合も直前の音によって、『閉鎖音』か『摩擦音』なのかが決まります。 唇を閉じた状態から、一気に吐き出すように発音する閉鎖音に対して、摩擦音は唇を狭めた状態で息を吐き出し上唇と下唇を摩擦させて音を出します。スペイン語のバ行は、文頭やm, n の直後は閉鎖音、それ以外は摩擦音と覚えておくとよいでしょう。

例えば、Barcelona(バルセロナ)や、vamos(バモス)という単語などは、どちらも日本語の「ば」と同じような発音です。
基本的な発音は日本語と似ているスペイン語ですが、日本語には無いルールも多々あります。

①Hの発音は無音!

英語などでもHの発音が無音になる言語もありますが、スペイン語の特徴の一つでもあります。 大昔、Hを発音していた名残として文字だけが現在も使用されています。
H[átʃe]という文字はあれど、スペイン語ではすべて無音として扱われるため発音しません。これは、ポルトガル語やフランス語、イタリア語などの、ヨーロッパの言葉に多く見られる特徴です。 ホテルを表すhotelは「オテル」、歴史を意味するhistoriaは「イストリア」と発音するように、英語でおなじみの単語でもhが無視されてしまうのです。ただし、「Hanako」や「Haití」のような固有名詞はそのまま発音されます。

②JとGはハ行!

こちらも日本語に無いスペイン語の特徴の一つです。 サッカー選手の名前などを見ると、Joseがホセだったり、Georgeがホルヘと読まれていたりしますよね。 これはJやGがハ行の発音になるからなのです。
hを発音しない代わりに、スペイン語では「j(ホタ)」と「g(へー)」がハ行の発音となります。日本を「Japón(ハポン)」と呼ぶのはそのためです。またgがiとeの前にある場合も、ハ行で発音されます。そのため、“巨人”を英語ではgiant(ジャイアント)と発音するのに対し、スペイン語ではgigante(ヒガンテ)と発音します。 スペイン語のハ行の発音は、魚の小骨がのどに引っかかった時に、のどの奥で「カッ」とするみたいに、息を震わせるようにすると、上手に発音することができます。

Fewywfl8tqjndgd8q3rd

③これぞスペイン語!2つのRで巻き舌!

スペイン語話者というと、早口で巻き舌で軽快に話している明るいラテン系、のイメージがありませんか? 日本語には無い大きな特徴の一つですね。
巻き舌は日本語には無いので簡単ではありませんので練習が必要です。 ちゃんと巻き舌で発音しないと意味が異なってきますので注意してくださいね。
単体では『はじき音』で発音される「r(erre:エレ)」は、2つ並ぶと『ふるえ音』と呼ばれる発音に変化します。ふるえ音とは、舌先を上の前歯の裏側で震わせるいわゆる「巻き舌」といわれる音で、日本語では広く使われていないことから、苦手な人は意外と多いようです。 スペイン語を学ぶ人にとって、巻き舌ができないことは死活問題です。rrの発音を克服するためには、「札幌」や「油揚げ」と連呼したり、「トゥルルルル・・・」と繰り返すなど、さまざまな克服法があることから、自分に合った方法を見つけてしっかりマスターしましょう。

ラ行を表す「l(ele:エレ)」は、2つ並ぶと発音が複雑に変化します。舌の前面を口蓋の前方に付けて発音するllは、本来は「リャ」に近い発音でしたが、スペイン語圏では「ジャ」「ヤ」と厳密に区別されることなく発音されます。日本でpaellaを「パエーリャ」と呼んだり、「パエージャ」と呼んだりするのも、そのためです。 ところが、発音を明確に使い分けている地域もあるようです。スペイン国内では、「ジャ」「ヤ」が一般的になりつつあるのに対して、ペルーやボリビア、パラグアイなどの一部の地域では、「リャ」の発音が今でも根強く残っています。

Ty84rnugshalp3yysj93

⑤「y」は“ジャ”もしくは“ヤ”に変化!

Lふたつの「ll」がリャ・ジャ・ヤ行に変化するのと同様に、「y」も変化します。
また、発音方法には注意が必要です。
llの発音と同様に、口蓋摩擦音と呼ばれるyの発音も「ヤ」の他に「ジャ」とも発音します。ただし、語末で使われることがないllに対し、yが語末で使われる場合は、英語のenjoyやtoyと同じように必ず「イ」と発音します。例えば、スペイン語で「それは私です」というときには、Soy yo.(ソイ ジョ)と発音します。 また、yとllが同じ発音になることから、スペイン語には、vaya(動詞irの接続法現在)とvalla(垣根)のように、異なる綴りで、「バーヤ」「バージャ」と同じ読み方になる単語が存在します。

⑥スペイン語に出てくるニョロニョロ!「n」とは別にニャ「ñ」の発音がある

スペイン語を聞いていると、巻き舌の次に特徴的に感じられるのはニャとかニョの発音ですよね。 「ñ」というようにニョロニョロの発音記号が付いているので分かりやすいですね。
スペイン語のアルファベットの一覧表を見ると、英語のアルファベットでは決して見かけることがない、帽子をかぶったような不思議な文字があります。それがNの上の部分に「ティルダ(~)」というマークが付いた「ñ(エニェ)」です。「n(エネ)」がナ行の発音に使われるのに対して、ñはニャ・ニュ・ニョと発音します。 España(エスパーニャ)やel Niño(エルニーニュ)などの他の言語にはない、いかにもスペイン語的な発音は、どれもñが関わっているといえます。

⑦サ?ザ?「z」と「ci」は英語のthの発音に似ている

スペイン語のサ行やザ行の発音の違いです。 日本語のサ行の発音に近いのはS、英語のThのような発音なのZやCiやCeなどがあります。
スペイン語では、サ行には「s」「z」「ci」「ce」が使われますが、その中でも「昼寝」という意味のsiesta(シエスタ)で使われる“s”は、日本語のサ行に近い発音をするのに対し、z・ci・ceは、英語の「thank」「thing」で使われる“θ”の発音のように、前歯で舌先を軽く挟んで発音します。 「靴」のzapatos(サパトス)や「幼年期」のniñez(ニニェース)のようなzの発音は、特に日本人にとって馴染みが薄いため、ザ行にならないように注意が必要です。

一見、アルファベットなので英語と似ているようですが、スペイン語のアルファベット(Alfabeto español)は少々異なります。 ローマ字読みで大体読めるので、アルファベットの読み方を知っておくことでスペイン語会話の学習にも役立ちます。
日本語はもちろん、英語でも出てこない記号などもあります。一覧を見てしっかり覚えましょう!
他にもアクセント (á í ú é ó  Á Í Ú É Óなど)や、通常“?”や“!”として使われるマークが逆さになったりします。
こちらのサイトで発音を確認できます↓

Lふたつの「ll」でリャ・ジャ・ヤ行に!

英語ではLふたつの場合、(例えばElleなど)エルというような発音になり、ふたつのLが重なって発音されますが、スペイン語の場合はリャ、ジャ、ヤの音に変化します。
「ll」の音は「リャ行」または「ジャ行」に近い音になる。 スペイン語独自のアルファベットである「ll」の音で、厳密には、舌の前方部分を口の天井に密着させたまま息を出して発音します。どちらかというと、日本語の「リャ行」に近い音になるのですが、舌の前方部分を口の天井に密着させて、「ジャ行」の音を出すようにして発音されることも多く、ちなみに、筆者も「ジャ行」に近い発音をしています。

こんな発音だったんだ!「x」の発音の仕方

「x」は日本語にも無い発音なのでなじみが薄いですが、前後の文字などによっていわゆる「-ックス」という「x」の発音から変化が生じます。
基本的に、英語の発音と同様に [-ks-] と発音されますが、「x」が子音の前に来る場合や単語の最初に来る場合は、 [k] の音が脱落して [s] の音になる傾向があります。また、México (メキシコ)など、メキシコの原住民語を由来とする単語は、上の、のどの奥から出す「ハ行」の音になります。

Tz8eq0emdpm2pop2nowv

関連記事

いかがでしたか? 日本語とも英語とも異なる特徴があるスペイン語ですが、発音はコツを掴めば日本人にとっては簡単に習得しやすい言語ですし、スペイン語話者の日本人は少なくて希少価値が高いので、今後国際化が進んでいく今、学ばない手は無いかも?!
Kihqqfj7vtviwecu4yhc