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コーヒーの栽培方法と国内産コーヒー豆のご紹介。国産コーヒーの特徴は?

2024.02.25

ブラジルなど暑い外国で栽培されている印象のコーヒーですが、実は国内など冷寒地でも栽培されているって知っていますか?今回は、ハウスなどコーヒーの栽培方法や国産のコーヒーの特徴、北限、沖縄などおすすめの国産コーヒーなど幅広くご紹介します。レアな国産コーヒーは飲みやすくておすすめです!

  1. コーヒーの栽培方法って知ってる?
  2. コーヒー栽培の条件って?
  3. 国産コーヒーの特徴は?
  4. 寒冷地でコーヒー栽培は無理?
  5. おすすめ国産栽培コーヒー豆を一挙ご紹介!
  6. おすすめ国産栽培コーヒー豆Part.1|【沖縄本島】名護珈琲
  7. おすすめ国産栽培コーヒー豆Part.2|【沖縄本島】安田珈琲(アダ・コーヒー)
  8. おすすめ国産栽培コーヒー豆Part.3|【沖縄本島】ヒロ・コーヒー・ファーム
  9. おすすめ国産栽培コーヒー豆Part.4|【石垣島】武田珈琲
  10. おすすめ国産栽培コーヒー豆Part.5|【長崎県】長崎スコーコーヒーパーク(寿古珈琲)
  11. おすすめ国産栽培コーヒー豆Part.6|【徳之島】徳之島コーヒー
  12. おすすめ国産栽培コーヒー豆Part.7|【沖永良部島】沖永良部島珈琲
  13. おすすめ国産栽培コーヒー豆Part.8|【小笠原諸島父島】小笠原コーヒー
  14. まとめ
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コーヒーは、コーヒーノキのいう植物から収穫することができます。コーヒーチェリーと呼ばれる赤くて丸い果実がなり、このコーヒーチェリーの中にコーヒー豆となる種子があります。その豆を取り出し、薄皮を取り除き、選定作業により厳選されたコーヒー豆が焙煎され、よく見かけるコーヒー豆となります。

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引用: http://www.ryukyu-h.com/img/coffemame.jpg
コーヒーは育てるのが難しい植物と言われています。コーヒーを栽培するには、4つの条件をクリアする必要があり、その4つの条件とは、日当たり・雨・温度・土の質です。
1つめの日当たりについて、コーヒーは日光を好みますが、日光があたりすぎると元気がなくなってしまうデリケートな植物なので、コーヒーノキの横にシェイドツリーと呼ばれる少し高い木を植えて日差しを和らげます。
2つめの雨については、降雨量が多いと良いというわけではなく、成長期に雨が降り、収穫期には乾燥していることが大切なので、雨季と乾季が必要になります。
3つめの温度について、コーヒーノキは温暖な気候を好みますが、実際には暑すぎず、だからと言って寒冷地もNGで年平均20度前後の場所が適していると言われています。
最後4つめの土の質については、水はけが良い土質であることが大切です。以上の4つの条件を満たす場所は、世界の中でも限られていて、「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道付近の場所がこれらの条件を満たしていて、コーヒーの産地として有名です。
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そんな条件の厳しいコーヒー栽培ですが、日本にも実はコーヒー栽培をしている場所があります。中でも盛んな場所は、沖縄です。沖縄は、コーヒーベルトの北限に位置していて、ハワイやジャマイカとほぼ同じ経度という恵まれた環境にあります。沖縄以外にも、コーヒーベルトの北限を超えた長崎県や徳之島などでもコーヒー栽培が行われています。とはいえ、日本は台風の通り道であり、そのことがコーヒー栽培を難しくさせていて、大規模な栽培には至っていません。
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国産のコーヒーの特徴は、苦味も酸味も少なく、後味がスッキリしているのが特徴です。また、国産コーヒーはまだまだ流通量が少なく、収穫の時期に各コーヒー農園が行なっているイベントや、生豆を仕入れている限られた喫茶店でしか飲めないことが多いのも特徴の一つと言えます。
赤道付近の温暖な地で作られていて栽培条件も厳しいコーヒーですが、寒冷地での栽培は無理なのか、というとそうではないようです。実は国内でもその実験は行われていて、日本の中の寒冷地である北海道でもコーヒー栽培をしています。とはいえ、寒さの厳しい寒冷地では露地栽培は難しく、室内や温室ハウスで栽培に限ります。大規模な栽培には至っていないのが現実です。
コーヒー好きの人の中には、寒冷地でも自宅や温室ハウスでコーヒー豆を自家栽培している人も少なくありません。寒冷地だからこそ室内は温かいので、温度管理はかなり大変ですが、不可能なことは無いようですよ。
ここからは国内で栽培されているコーヒー豆をご紹介します。現地でしか飲めないようなレアなコーヒー豆ばかりなので、旅行のプランに組み込む事もおすすめですよ。
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無農薬・防腐剤不使用の香り豊かで透き通った味で人気の名護珈琲は、コーヒーベルトの北限に位置する沖縄県の北部で作られています。クセのないスッキリした味わいが特徴で、ブラックコーヒーが苦手な人でも、ミルクを入れずに飲めるといった評判もあるほどです。沖縄の中でも北部は、昼夜の寒暖の差が程よく、美味しいコーヒーを栽培するのに適しています。名護珈琲は、通販等で豆の状態ではなく、中挽きの状態で購入することができます。
沖縄県国頭村安田で生産されているオーガニックコーヒーです。基本的には、生豆の出荷をしているので、出荷先のカフェなどでこのコーヒー豆を使ったコーヒーを楽しむことができるようです。たまにイベントも行なっているようですよ。安田珈琲のブログで出荷情報を確認できるようなので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。
引用: http://www.tabirai.net/sightseeing/column/img/0008239/kiji1Img.JPG?uid=20180810165046
引用: http://www.tabirai.net/sightseeing/column/img/0008239/kiji2Img.JPG?uid=20180810165046
インスタ映え抜群の外観と内装が特徴のこちらは、コーヒーベルト北限に位置する沖縄県の那覇から車で約2時間ほどの場所にあるコーヒー農園内のカフェです。ここのコーヒー農園自体は、2012年の台風によりコーヒーノキが壊滅的な被害を受けてしまい、わずかに残ったコーヒーノキが少しずつ赤い実をつけ始めているところだそうですが、併設されているカフェでは、厳選したコーヒー豆を使ったデザートやソーセージドッグなどを楽しむこともできます。
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石垣島にコーヒー農園を構えている、武田珈琲です。コーヒーベルト北限に位置する石垣島は、真冬でも平均気温が18度以上という特徴があり、コーヒー栽培に適した土地です。数名のコーヒー農家とコーヒーロースターだけでやっている小さなコーヒー豆屋で、1粒1粒のコーヒー豆に丁寧に向き合っているため、大量生産は行わず、1日30袋限定で販売をしています。かなりレアなので、石垣島に行った時にはぜひ飲みたいコーヒーです。
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コーヒーベルトの北限を超えた長崎県にある長崎スコーコーヒーパークは、日本初のコーヒー園として1982年に開園した観光コーヒー栽培園です。園内には、約300坪の温室ハウスがあり、高さ4メートル前後のコーヒーノキが約200本茂っています。ここの温室ハウスで栽培された珈琲は、園内のレストランで飲むことができます。また、コーヒー以外にも、バナナやマンゴーなどを育てている温室ハウスがあることも特徴で、南国の雰囲気を楽しむことができる観光スポットとして人気があります。団体限定で、温室ハウス内でコーヒーについてのお芝居も上演されているようです。
徳之島は、コーヒーベルト北限に位置する沖縄と奄美大島の間に位置する島で、2017年夏に、味の素AGF株式会社が「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」を始動させ、日本国内でも注目されているコーヒー栽培地です。2017年11月に台風に強い鉄骨を使用して建設したビニールハウスにコーヒー豆を植え、発芽するまではビニールハウス内で育て、2018年4月に農場に植え替えました。徳之島には、コーヒーの実の収穫体験ができる農園もあるので、コーヒー好きの旅行先にもおすすめです。
沖永良部島は、鹿児島県にある島で、奄美大島の南西部に位置しています。コーヒーベルトの北限を超えたところに位置していて、年平均気温22度という温暖な気候に恵まれています。植物の自然な力で育つことを目的に、除草剤を使わず、草を細かく粉砕する草払い機で繰り返し草を払い、その草で農地を肥やしています。
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東京都の小笠原諸島父島でもコーヒーの栽培をしています。小笠原は、コーヒーベルトの北限を超えたところに位置していて、明治11年頃に日本で初めてコーヒーの栽培が試みられた場所で、当時は約45kgの収穫があったそうです。しかし、その後の太平洋戦争で農地が荒れてしまい、コーヒーノキが絶滅してしまいました。そんな小笠原ですが、今では農園を再興して、年間200kgほどのコーヒー豆を収穫できるまでになっています。父島にあるカフェでも楽しむことができます。

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引用: http://img01.shiga-saku.net/usr/coffee/DSCF7377kakou.jpg
いかがでしたか?日本ではとても珍しい国産コーヒー豆についてご紹介しました。暑い国で作られているイメージが強いコーヒー豆を日本でも栽培していることに、驚かれた方も多いのではないでしょうか。寒冷地で栽培しているケースもありましたね。まだまだ収穫数が少なく課題も多い国産のコーヒー豆ですが、各コーヒー農園では愛情を持って、少しずつ農園を拡大させています。コーヒーにこだわりと愛を持った方達が作ったコーヒーは、これまで飲んだコーヒーと全く違う優しく美味しい味わいです。ぜひレアな国産コーヒーを楽しんでみてくださいね。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://030b46df30379e0bf930783bea7c8649.cdnext.stream.ne.jp/archives/011/201803/8e8c227c0f226ddce0d86c45312f5095.jpg