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バレエ衣装の種類、使用作品の例!チュチュだけでも形、カラーは様々でどれも綺麗!

2024.02.25

バレエの衣装といったらチュチュを思い浮かべる人も少なくありませんね。けれども、その衣装も作品によってたくさんの種類や例があるって知っていますか?今回は、チュチュをはじめとしたバレエ衣装の種類とそれを見ることができる作品についてまとめました。カラーも形も綺麗ですよ!

  1. バレエの衣装にはどんな種類があるの?
  2. バレエの衣装の種類と作品例【形もカラーも綺麗】Part.1|ロマンティック・チュチュ
  3. バレエの衣装の種類と作品例【形もカラーも綺麗】Part.2|パンケーキ・チュチュ
  4. バレエの衣装の種類と作品例【形もカラーも綺麗】Part.3|ベル・チュチュ
  5. バレエの衣装の種類と作品例【形もカラーも綺麗】Part.4|オペラ・チュチュ
  6. バレエの衣装の種類と作品例【形もカラーも綺麗】Part.5|カリンスカ・チュチュ
  7. バレエの衣装の種類と作品例【形もカラーも綺麗】Part.6|ジョーゼット
  8. バレエの衣装の種類と作品例【形もカラーも綺麗】Part.7|プラッター・チュチュ
  9. バレエの衣装の種類と作品例【形もカラーも綺麗】Part.8|民族衣装
  10. バレエの衣装の種類と作品例【形もカラーも綺麗】Part.9|キャラクター
  11. 【番外編】バレエ衣装の正しい着こなし方
  12. まとめ
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バレエの衣装といえば、チュチュを思い浮かべる人も少なくありませんよね。チュチュとは、主に古典バレエなどで着用される舞台衣装のことを言い、何枚にも重なった薄い布が特徴です。厳密には、スカートの部分のことをチュチュと呼び、ウエストの部分はバスクと呼びますが、胴体部分と一体で用いられることも少なくありません。
バレエのチュチュには、大きく分けて2つの種類があります。1つめが「ロマンティック・チュチュ」です。18世紀後半のロマン主義で生まれたロマンティック・バレエで使用されているチュチュのことで、スカート丈が長くふんわりしているのが特徴です。優雅で柔らかな世界観を演出してくれます。
もう1つが「クラシック・チュチュ」です。スカート丈が短く、円盤状に張った形が特徴で、さらに細かくパンケーキスタイルとベルスタイルに種類が分かれています。クラシック・チュチュは、イタリアで発祥したバレエが、フランスでロマンティック・バレエとして広がり、19世紀後半にロシアで広がっていったときに、新しい技とバレエダンサーらしいフットワークの軽さを求めたバレエ鑑賞家たちの声に従い生まれたと言われています。動きやすい短いスカートのクラシック・チュチュが生まれたことで、回転もしやすくなり、より高度な技が生まれたと言われています。また、この2つ以外にも、作品ごとに複数のバレエの衣装があり、観る人を魅了しています。

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チュチュの中でも典型的な形の一つとも言えるロマンティック・チュチュは、身体の4分の3くらいの長さ、おおよそ膝とくるぶしの間あたりの丈で作られたチュチュのことを言います。スカートはふんわりベル状に広がっていて、軽やかさを演出することに優れています。厳密には、ロマンティック・チュチュには2種類あり、一つがウエストから広がりが始まるものと、もう一つがバスクがありローウエストから広がりが始まるもので「ロマンティック・チュチュ・ウィズ・バスク」と呼ばれることも言います。

ロマンティック・チュチュを着用する作品

「ジゼル」や「ラ・シルフィード」といったロマンティック・バレエで着用されています。ロマンティック・バレエは、18世紀後半のフランス革命のあと、権威や伝統に反発して自由・神秘を重んじるロマン主義の一つとして誕生しました。1832年に、「ラ・シフィールド」を演じたロマンティック・バレエ時代を代表するバレエダンサーであるアリー・タリオーニによって広められたと言われています。

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パンケーキ・チュチュとは、クラシック・チュチュの種類の一つで、平らなパンケーキのように、ヒップから外にまっすぐ広がる硬く短いスカートの形が特徴です。複数の層を綺麗に平らに保つために、ワイヤー・フープを用いています。脚を綺麗に見せてくれ、大きな動きを見せることができるので、より高い技術を要求するバレエの演目で使用されています。

パンケーキ・チュチュを着用する作品

「眠れる森の美女」「パキータ」「白鳥の湖」のオデットやオディール、「金平糖」「フロリナ」「サタネラ」「コッペリア」「エスメラルダ」「オーロラ」「キトリ」といった作品で使用されています。
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ベル・チュチュもクラシック・チュチュの一つで、釣り鐘状のスカートが特徴です。ロマンティック・チュチュより短く、パンケーキ・チュチュより長い丈です。画家ドガの「ダンスのレッスン」という絵画で描かれていることでも有名です。
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クラシック・チュチュとロマンティック・チュチュの中間の丈のスカートが特徴です。

オペラ・チュチュを着用する作品

「くるみ割り人形」のキャンディ・ボンボンの踊りや「シンデレラ」で使われています。
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パウダー・パフとの別名でも呼ばれていて、とても短いスカートでフープがなく、パンケーキ・チュチュにも酷似していますが、より見た目が柔らかくふっくらしているのが特徴です。

カリンスカ・チュチュを着用する作品

もともと、ビゼーの交響曲ハ長調のバレエ版「水晶宮」のために作られた衣装で、アスレチックな振り付けに対応してより脚全体が見えるようになっています。
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名前の通りジョーゼットの素材を使用して作られているチュニック状の衣装のことです。丈はバレエ衣装の中では長めで、よりエレガントな雰囲気になります。

ジョーゼットを着用する作品

「海賊」や「ロミオとジュリエット」、「タリスマン」や「ドン・キホーテ」のキューピッド役などで使われています。
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プラッター・チュチュとは、バレリーナのウエストの部分からまっすぐにスカートが突き出ているデザインのチュチュのことを言います。パンケーキ・チュチュとも似ていますが、多少ふっくらしているパンケーキ・チュチュとかなりフラットになっていることが特徴です。
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バレエでは、その演目にあった民族的なデザインの衣装が使われることもあります。よりその世界観をわかりやすく表現してくれる大切な役割を担っています。

民族衣装を着用する作品

「村娘」「ジゼル」「中国」「チャルダッシュ」など
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バレエの演目によっては、そのキャラクターに扮した衣装や動物に扮した衣装などもあります。中にはバレエ衣装では珍しいパンツスタイルの衣装があったり、動物の場合は耳飾りもドレスに合わせて着用します。
ここまで、バレエ衣装の種類についてご紹介してきましたが、バレエ衣装は身体のラインがはっきりしているので、綺麗にきこなすことも大切です。特に自分のウエストと衣装のウエストラインの位置を合わせないと、演技中のトラブルの元となってしまいます。また、衣装を着るときには、床にスカートを広げてから持ち上げるようにして身につけていきます。そのとき、衣装を汚さないように、レジャーシートなど敷いてから衣装を広げることをおすすめします。せっかくの華やかな衣装なので、大切に扱いたいですね。

ロマンティックチュチュの着こなし方

クラシック・チュチュの着こなし方

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いかがでしたか?バレエの衣装の代表とも言える様々な種類のチュチュから、民族衣装・キャラクター衣装といった少し変わったものまで幅広くご紹介しました。チュチュにもこんなに種類があるなんて知らなかった人も多いのではないでしょうか。スカートの長さや、シルエットによって、ロマンティックからエレガント、アクティブまで様々な雰囲気を持っていましたね。バレエの踊りも素敵ですが、可愛い衣装のことも知っておくと、さらにバレエを楽しむことができますね。バレエを始める人も、鑑賞専門の人も、演目を見るときには衣装にも注目してみてくださいね!