読書に集中していると身体を動かさず同じ姿勢でいるので、身体が痛くなったり肩が凝ったりと、身体の不調が出てくることがありますよね。ベッドに寝転がりながら、ソファで足を組みながら、など読書の姿勢は人それぞれですが、長時間同じ姿勢でいると、知らず知らずのうちに身体に負荷をかけてしまいます。

身体の負担を減らすためにも、読書をするときは「椅子に座る」という習慣をつけましょう。椅子に座ると、身体のどこかに集中して負荷がかかることがなくなり、首の角度なども最適に保たれるので、疲れにくいと言われています。

今回は、読書に適した姿勢や、読書向きの椅子などを紹介します。最適な姿勢や椅子を確認して、読書タイムをもっと快適に過ごしましょう。

人間はついつい楽な姿勢をとってしまいがちですが、楽な姿勢＝身体に負荷のかからない姿勢という訳ではありません。例えば、ベッドでうつ伏せになって本を広げる、という方は多いと思いますが、この姿勢は腰を反らせるので、腰痛の原因になることがあります。

ついつい癖で頬杖をついたり、脚を組んだりして読書している方も少なくないと思いますが、左右非対称の行動は身体の歪みの原因になります。身体がゆがむと肩が凝ったり、左右の顔の印象が変わったりとトラブルが出てくるので注意が必要です。

以上のことから、読書に適した姿勢とは「身体の一ヶ所だけに負担をかけない」「左右対称の姿勢をとる」ことがあげられるでしょう。また、最近はスマホを操作するために下を向くことが原因で起こるストレートネックも問題になっているので、「首をあまり下へ向けない」ことも重要です。

上記で紹介した読書に適した姿勢をとることができる椅子が、読書向きの椅子と言えるでしょう。具体的には、「高さ調整可能」でしっかりと地面に足の裏をつけられるタイプ、「肘掛け付き」で体重の負荷を腕に分散できるタイプ、「背もたれが高い」ことで首を支えてくれるタイプなどがおすすめです。

部屋に椅子を置けないという方には、座椅子もおすすめです。背もたれが高いタイプの座椅子なら、適度に寄りかかって腰への負担を減らすことができます。リクライニングできるタイプのものは、リラックスしたいときには背もたれを倒して使うこともできるので、おすすめです。

長時間のオフィスワークに適したオフィスチェアは、読書用の椅子としても適しています。適度に座面が柔らかくお尻が痛くならず、高さ調節できるのでしっかりと足の裏が地面につきます。肘掛け付きのものならより楽に身体を支えることができます。

「アイリスプラザ オフィスチェア」はハイバックタイプのオフィスチェアです。高さ調節機能付き・肘掛け付き・ハイバックなので、読書に適した姿勢を楽にとることができます。また、腰を支えるサポートバー付きで、長時間読書していても腰が疲れにくい設計になっています。

くつろぐことに特化したリクライニングチェアは、読書をするときは背もたれを持ち上げて、リラックスするときは背もたれを倒して利用することができます。長時間読書をしていると、どうしても疲れがたまってしまうので、適度に休憩タイムを挟むことも重要です。

リクライニングチェアは読書タイムとリラックスタイムを切り替えられるので、読書向きの椅子のひとつと言えるでしょう。椅子生活中心の方におすすめです。

「ドウシシャ リクライニングチェア」は高さ調節が可能で、オフィスチェアとしても使用できるタイプの椅子です。ほぼフラットになる最大170度のリクライニング機能を搭載していて、ゆったりとリラックスタイムを楽しむことができます。

足をのばしてくつろげるオットマン付きなのも嬉しいところです。仕事・読書・リラックスとマルチに利用できるでしょう。

アームチェアは肘掛け椅子とも言い、一人掛けで左右に肘掛けが付いたタイプの椅子のことを指します。ソファータイプのものも多く、ゆったりと腰掛けることができ、雰囲気も抜群です。お部屋のインテリアにもなるので、デザインを重視して選んでも良いでしょう。

「IKEA アームチェア」は背面の支えとなる脚がない、独特の形状が特徴の椅子です。デザイン的に優れているのでインテリアにもなり、座面がわずかに後方に傾斜しているので、座ると自然に視線が上向きになり、ストレートネックを避けることができます。

ロッキングチェアはゆらゆらと心地よい揺れが魅力的な椅子です。読書に集中するというよりは、リラックスしたいときに使用したい椅子ですが、ゆったりと特別な時間を過ごすことができるでしょう。

「システムK CharlesRay Eames」はカラフルな5色展開のロッキングチェアです。モダンなデザインが美しい椅子は座り心地にもこだわられていて、すっぽりと身体を包みこんでくれます。肘掛け付きで腕を休めることができるので、長時間の読書にも向いています。

ゲーム座椅子というものがあるのをご存知でしょうか。通常の座り方とは反対向きに座るようなタイプの座椅子で、ゲームをするときに負荷のかかる腕をしっかりと支えられる形状になっています。本は重たいものも多いので、腕を支えてくれるゲーム座椅子も読書用の椅子としておすすめです。

「cyberlife ソリッド」は前向き、後ろ向きどちらでも座れるタイプのゲーム座椅子です。良い姿勢のまま、しっかりと腕を支えることができるので、重たい本を読んでいても疲れません。椅子の隙間に足を通せるので、あぐら姿勢も楽に保つことができます。

椅子を導入するのが難しいときは、椅子に使用できるソファークッションを利用するのも良いでしょう。背もたれと背中の間にクッションを挟めば、クッションが身体にフィットして疲れを軽減することができます。

「Evsong ソファークッション」は手を突き出したような個性的なデザインの背もたれクッションです。椅子に使用すると、お尻から腰を包みこむようにしっかりとフィットし、腰痛緩和や姿勢矯正の効果があります。

読書に適した椅子を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。機能性はもちろん、デザインが優れていれば、読書タイムを特別な時間にしてくれるでしょう。自分にぴったりの椅子を手に入れて、読書をもっと楽しみましょう。