マジックをするためにはある程度用意しなくてはならないものがあります。プロや熟練者ともなれば特に仕込が多かったりするマジック。今回は初心者でも簡単に始めることのできるマジックをご紹介します。まずは、簡単なマジックを行うために必要なアイテムをご紹介します。

コンビニでも簡単に手に入るマジックの大定番、トランプです。飲み会や合コンなど、あらかじめ披露する場所が決まっていれば持ち運びも簡単なトランプ。トランプのマジックは、初心者でも簡単にできるものが多いです。

瞬間移動させたり貫通させたり、物と合わせて使うことが多いコイン。マジックには何でもいいのでコインが必要となります。硬貨でもマジックができるので、コインを用意せずとも500円玉などの硬貨をご用意頂くだけでも大丈夫です。

最後に、誰もが持っているお札です。千円のお札が一万円のお札になったりと、入れ替えマジックやペンを貫通させるマジックなど幅広いマジックに使用されます。

アイテムはトランプ、コイン、お札の以上3アイテムでとりあえず事足りますが、マジックで重要となってくるのが手先の器用さです。こればかりは何度も練習して慣らしたり、身に付ける必要があるのですが、基本的にマジックは手先を駆使して行うものが多いので、意識して簡単に練習することをおすすめします。

トランプを使用した超簡単なトランプマジックをご紹介！相手が選んだトランプを当てるという誰もが知るであろうあのマジックです。場所を選ばず行うことができるので、まずは簡単なこのマジックから挑戦してみてください。

相手にトランプの山をシャッフルしてもらいます。そしてシャッフルされたトランプの山を受け取り、扇状に広げて相手に好きなカードを一枚選んでもらいます。

選んだカードを相手に覚えてもらったら、トランプの山の一番下に入れてもらいカードを数回シャッフルします。その後、表向きにしてトランプの山を広げたら、相手が選んだカードを当てることができます。

相手にカードを選んでもらった時に、トランプの山の一番下のカードを覚えておきます。

このカードの下に相手が選んだカードが戻ってくるので、表向きに広げたときにこのカードの上にあるカードが、相手の選んだものとなります。

選んだカードを戻してもらった後のシャッフルで、この2枚がバラバラにならないように注意してシャッフルしましょう。

トランプの山を表向きにし、一番上にあるハートのエースのカードを相手に確認してもらいます。

山を裏返しにし、フっと息を吹きかけます。

そして山を表向きに戻すと、なんとハートのエースがハートの3に変わっています。

そのまま山を扇状に広げて中身を確認すると・・・、さっきまで先頭にあったアートのエースが中間くらいに移動しています。

はじめに表向きの山の先頭にあったカードは初めからハートの3だったのです。指とトークで上手くごまかして、相手にハートのエースと思い込ませるのがこのマジックの種。本物のハートのエースは、あらかじめ山の中間くらいに忍ばせて起きます。

3枚のエースを相手に見せて、それぞれ覚えてもらいます。

3枚のカードを重ねて裏返しに。「3枚のカードはなんでしたか？」と相手に質問します。相手は、一番最初に覚えてもらったスペード、ダイヤ、クローバーのエースと答えます。

カードを表向きにすると、なんとダイヤのエースがハートのエースに変わっています。ダイヤのエースがハートのエースに変化しました。

はじめに3枚見せるときに、ハートのエースの上に他の2枚を重ね、ダイヤに見えるように斜めに上手く重ねているだけです。パッと見てすぐに気づくことはできないので、怪しまれないようにテンポよく進めることが重要です。

両手にそれぞれコインとグラスを持ち、グラスでコインを強く2回叩きます。すると次の瞬間、コインがグラスの中に入っています。

グラスでコインを叩くとき、2回目に叩くときにコインを少し浮かせて、それをコップで覆うように素早くコインをグラスに入れています。少し練習が必要ですが、慣れると簡単にできますよ。

テーブルの上に2枚のコインを斜め対称に置きます。コインが置いてある箇所は2箇所ですが、置いていない斜め対称の2箇所もイメージし、全部で4箇所エリアがあるように手を動かしていきます。

そして最後にコインの位置に戻した手を上げると、左下にあったコインが対称の右上のコインのほうに瞬間移動しています。

4つのエリアで手を動かしているとき、最後にコインの位置に手を戻したときに腕の重なりを利用して、親指で下のコインを上にはじきます。腕が遮って相手からはコインの移動が見えない、というトリックです。

強くはじくと、コインがぶつかって音がしたり、手からはみ出て飛んでいくので力加減に注意してください。

片方の手で10円玉を持ちます。次に逆の手でおまじないをかけるようにしながら、フっと息を10円玉に吹きかけると次の瞬間500円玉に変わっています。

10円玉を持つ手とは別の手の薬指と中指の付け根に500円玉を仕込んでおきます。10円玉に息を吹きかけた瞬間に10円玉を手の内側に倒し、10円玉を持っているほうの手の中指と薬指の付け根に挟み込み、逆の手に仕込んであった500円玉を掴んで変化したように見せるというトリックです。

お札を横向きにし、メモ用紙をお札の上に縦に重ねます。

お札の両端で、メモ用紙を包み込むように手前に折ります。

縦にのメモ用紙を半分にするように、手前に折り曲げます。

お札にボールペンをあてて、相手に見せます。

そのままボールペンを包み込むようにメモ用紙とお札を折ります。

そして親指でぐっとボールペンを押してお札ごと貫通してしまいます。

ボールペンを抜き、先に穴が開いた紙を相手に見せ、その後お札を見せて貫通していないことを証明します。

お札にペンをあてたところを見せた後、包み込む瞬間にお札の下にペンをくぐらせます。これで貫通するのはメモ用紙だけ、ということになります。手際がスムーズになるには練習が必要ですが、比較的簡単にマスターできますよ。

右手、左手とそれぞれ少し腕まくりしながら、種も仕掛けもないことを相手に見せます。

そして両手でこするような動きを見せます。

両そして手を開くと・・・なんとそこにはお札が。

相手に広げて見せて、種も仕掛けもないことを証明します。手渡しても大丈夫です。

片方の肘部分に折りたたんだお札を忍ばせます。

あとは上記でご紹介したやり方を進めて、お札を忍ばせた方を腕まくりするときにこっそり回収するだけです。

回収するときの動作が少し難しいので、ばれないように練習が必要です。

いかがでしたか？すぐにできる簡単なものから、少し練習が必要なマジックまで、飲み会や合コンで盛り上がること間違いなしの手品をご紹介しました。あくまでも初心者でもできる入門編的なマジックなので、慣れてきたらもっと凝ったものに挑戦してみてもいいですね！ぜひ挑戦して、飲み会や合コンで人気者になりましょう！