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IH対応とは?対応しているかしていないかの見分け方解説!

2024.02.25

IHが広く普及してきた現在、調理器具を買いに行くとお店の人に「IHをお使いになっていますか?」と聞かれます。IH対応とはどういうものか知らないまま、なんとなく買っていませんか?ここでIH対応とはどういうものなのかを詳しく解説します。

  1. IH対応とは?--そもそもIHとはどういうものか知ろう。
  2. IH対応とは?--IHのメリットとデメリット
  3. IH対応とは?--IHの普及率はどのくらい?
  4. IH対応とは?--今後、賃貸物件はIHが増えるかも
  5. IH対応とは?--調理器具にはIH対応と非対応の違いがあります
  6. IH対応とは?--IHには2種類のタイプがあることにも注目!
  7. IH対応とは?--私のフライパンは?見分け方を解説①マークを確認する
  8. IH対応とは?--私のフライパンは大丈夫?見分け方を解説②IHに乗せてみる
  9. IH対応とは?--私のフライパンは大丈夫?見分け方を解説③調理器具の材質を確認する
  10. IH対応とは?--私のフライパンは大丈夫?見分け方を解説④大きさや形状を確認する
  11. IH対応とは?--私のフライパンは大丈夫?見分け方を解説⑤磁石でチェックする
  12. IH対応とは?--IH対応とIH非対応のフライパン、お値段の差はあるの?
  13. では逆にIH対応のフライパンをガスコンロにかけても大丈夫?
  14. 調理器具を選ぶときは正しく選んでIHを活用しましょう
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IH(Induction Heating)は日本語に直すと電磁誘導加熱と呼ばれる技術です。これだけでは何のことだかさっぱり、ですね。少しかみ砕くと、①電気を入れるとIHの中のコイルに電流が流れます。→②金属製の調理器具がIHの上にあるときに「だけ」うず電流が発生します→③うず電流が流れると調理器具の底面で電気抵抗が発生→④電気抵抗による発熱で調理器具を温めます。
引用: https://www.tohoku-epco.co.jp/suggestion3/life/kitchen/images/about_img_02.gif
ガスは炎から出る熱で温まりますので、コンロの周囲にいると熱が伝わりますし、近くに紙を置いておけば引火する可能性があります。IHの場合はコイルと調理器具の中に流れる電流だけで完結しているので、近くにいても暑くなりません。紙を置いても引火することもありません。スイッチを入れたまま調理器具を持ち上げれば発熱はなくなります。
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ここでIHのメリットとデメリットをあげておきます。

メリット

①夏はキッチンが暑くならない。②熱源が火ではないので、火事になるリスクがない。③天面が平ら&ツルツルで掃除がしやすい。

デメリット

①ガスから変えるときには調理器具を買い直す必要がある。②フライパンをゆすったりあおったりして調理をすることが出来ない。③火力を目で確認することが出来ない。
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平成26年度の調査によるとIHクッキングヒーターの普及率は23.9%です。平成21年度の同調査では18.2%でした。この5年で普及率が上昇した主要耐久消費財(長期にわたって使用される商品のこと)の中では4番目に使用者が増えた商品です。火を見ないと料理した気にならない、というこだわり派やオール電化に疑問を覚える人もいる中でこの上昇率はなかなかだと思われます。びっくりです。
出典:総務省統計局ホームページ
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IHは火を使わず火災になる危険がありません。そこでマンションオーナーや分譲賃貸オーナーから注目されています。入居者の安全を守る目的なのはもちろん、オーナーが持っている物件を守るという意味でメリットが高いのです。また、最近増えているサービス付高齢者賃貸物件はほとんどがIHを備え付けています。消し忘れがないという点でお年寄り向きでもあります。
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さて、IHで調理しようと思ったときに注意したいのは、IH非対応の調理器具があること。IHは磁力で発熱するため、磁気を帯びないものは使うことが出来ません。例えば土鍋は陶磁器ですからアウトです。でもIH用の土鍋は底面にカーボンの発熱体を付け加えています。IH対応とはこのような加工の加えられたものも一部含まれています。では、金属ならどれでも使えるか?というと、金属にも磁気を帯びない種類があり、それらは使うことが出来ないのです。主なものは銅とアルミです。
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さらに、IHには2種類のタイプがあります。あなたが使うIHはどちらでしょうか?タイプによって使える調理器具が違いますので要チェックです。

IHの種類①鉄・ステンレス対応IH

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こちらが一般的なタイプです。このタイプは磁気を帯びるものであれば使用できます。鉄・鉄鋳物・ホーロー・ステンレスには対応しますが、アルミ・銅・陶磁器は使うことが出来ません。

IHの種類②オールメタル対応IH

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こちらは使える調理器具の幅が広いタイプです。鉄・ステンレス対応で使える調理器具はもちろん全部使えます。さらに鉄・ステンレス対応で使えなかったアルミ・銅も使うことが出来ます。陶磁器は使えません。こちらの方が高価です。とはいえ、アルミ鍋や銅鍋に特別なこだわりがある人以外は必要がないので、一般には鉄・ステンレスタイプが選ばれているようです。
引用: http://sumai.panasonic.jp/ihcook/guide/images/nabe/nabe_listimg.gif
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あなたのフライパンがIHに対応しているかどうか一番簡単に見分ける方法です。製品についているマークを確認すること。IHの動作が問題ない商品にはSGマークというものがついています。これがあればIHに対応しているということです。カンタンに確認できますね!でも、マークが確認できない、剥がれちゃったかも?というときは他の方法もありますので大丈夫。
引用: http://sumai.panasonic.jp/ihcook/guide/images/nabe/nabe_sg.gif
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もう1つわかりやすい見分け方があります。フライパンに水をいれ、IHに乗せてスイッチをいれてみること。使えるフライパンだと正常に作動し、お湯を沸かすことが出来ますよ。使えないフライパンの場合、1~2分でパネルの火力表示が消えてスイッチもOFFになってしまいます。すごい!IH自身が見分けてくれるのです。
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IH対応とは磁気を帯びる金属で出来ているか、IH対応加工のあるもの。アルミ、銅、ガラス、陶磁器の場合、オールメタル対応IHで一部使える以外は使用できません。ちょっと難しいのは多層鍋と呼ばれる一見ステンレスの鍋。ステンレスが何重にも重なって出来ている鍋です。全部ではないのですが層の間に銅が流し込まれていることがあります。その場合、一部使えないものがあるようです。
引用: http://panasonic.jp/ih/usable_pan/img/table_03.jpg
引用: http://panasonic.jp/ih/usable_pan/img/table_04.jpg
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IHで使用できるものは底面が平らなものだけ。フライパンや鍋の底がコイルにぴったりと接していることが大切です。底面が丸みを帯びていたり、平らでも脚がついていて少し浮いているもの、真ん中がくぼんでいるものは接地面が少ないためIH対応とは言えません。また底面の直径が12㎝以上でないとIHは作動しないのでご注意を。
引用: http://panasonic.jp/ih/usable_pan/img/table_05.jpg
引用: http://panasonic.jp/ih/usable_pan/img/table_06.jpg
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その調理器具の材料が何で出来ているのか全くわからないときは、磁石を近づけてみましょう!IH対応とは磁気を帯びる調理器具です。磁石にくっつけば使えると考えていいでしょう。もちろんU字型の磁石がなくても大丈夫!普通は家にありませんよね…。冷蔵庫のドアにくっつけているマグネットで代用できます。やってみてくださいね。
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IH対応とは、IHに非対応の素材にも磁気を発生する加工をプラスしたものです。当然お値段はIH対応の方が高いです。例えば、あるメーカーの26㎝のフライパンは5940円、同じもので非対応だと5184円でした。ちょっと損な気もしますが、IHのメリットはたくさんあります。特に大きなメリットである安全性を買うと考えると、必要な出費と考えるしかなさそうですね。
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IH対応とはどんなものなのかざっと解説してきました。ではIH対応の調理器具をガスコンロ②かけても大丈夫かどうかも知っておきましょう。結論はもちろん大丈夫!IH対応の加工をしてある商品は、直火にかけても問題がないように出来ています。土鍋はキッチンで温めたあと、テーブルに移動してカセットコンロの上で使うこともありますよね。IH対応であればどちらでも使えますのでご安心ください。
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IH対応とは、どんなものか見分け方をまとめました。対応のものは①SGマークでIH対応と表示されている。②調理器具に水を入れIHで加熱した場合、加熱が止まることなく使える。③磁気を帯びる金属の素材で出来ている。④底面は平らでIHのコイルにぴったり接する。直径12㎝以上。④磁石、マグネットを近づけるとくっつく。の4点です。きちんと見分けてIHクッキングを楽しみましょう!

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