日用品から家電、便利グッズなど種類豊富な品揃えが魅力の100均。ラインナップのなかには、サボテンも含まれています。しかし、たった100円で購入できるサボテンってすぐに枯れないのかな？きちんと育つのかな？と不安に思う方もいるかもしれませんね。

実は100均のサボテンでも、正しい育て方をすればスクスクと大きくなります！また、ダイソーやセリア、キャンドゥには種類豊富なサボテンが販売されていますので、見ているだけでも楽しいですよ♪本記事では、そんな100均で売られているサボテンをご紹介します！

100均ではレア種のサボテンを販売しています。ただし、どこの店舗にどの種類が販売されているかは不明です。まさに宝探しのような感覚で店舗を回るのも楽しそうですよね！ここでは、100均で出会えるレア種のサボテンをご紹介します。

レア種と言われる「海王丸（かいおうまる）」は、ギムノカリキウム属にカテゴライズされるサボテン。ピーマンのような丸っこい形に、パーマを当てたかのようにうねるトゲが特徴的です。海王丸は開花すると、自分と同じくらい大きな白い花を咲かせます。エレガンスでインテリアとしても◎また、初心者でも扱いやすい品種となっています。

「青海波（せいがいは）」は、ウチワサボテンが綴化（突然変異）したサボテン。綴化は多肉植物によく見られる現象だと言われています。波打つように、うねった見た目が特徴。その形が「脳のシワ」に見えることから脳みそサボテンとも呼ばれています。生きるパワーが強いため、簡単に栽培できます。

「龍神木（りゅうじんぼく）」は、青海波と同じく綴化により誕生したサボテン。上へ高く伸びることが特徴で、5ｍほどの高さに成長することもあるそうです。龍神木は年々個体数が減っており、なかなかお目にかかれない超レア種。100均で出会える確立は数パーセントでしょう。また、龍神木は他のサボテンに比べると寒さに弱いため、h室温環境には気を配る必要があります。

ダイソーで販売されているサボテンの中でも絶大な人気を誇る「ミニサボテン」。コロンとした小さめサイズが可愛らしく、インテリアに最適です。育て方次第では大きく成長することもあります。手軽に育てられますので、初心者さんにもおすすめです。

マミラリアは実に400以上もの種類があり、それぞれ個性が楽しめるサボテン。基本的には丸い形をしており、頭の方からトゲが生えています。フォルムが可愛らしく、見ているだけで癒されます。

茎部分がウチワのような形をしている「ウチワサボテン」。比較的丈夫で初心者さんでも育てやすい品種です。育て方次第では、大きく成長します。

黄金司（こがねつかさ）は、トゲが黄色くなっているのが特徴。サボテンのなかでは成長するスピードが早いため、こまめな植え替えが必要です。育て方次第では、たくさん増殖させることが可能！

金盛丸（きんせいまる）は、色鮮やかな本体にゴールドに輝くトゲが特徴。丈夫な品種ですので、部屋の外でも中でも育てられます。ちなみに、部屋の外で育てると深い緑色へと変化していきます。

マグニフィクスは、頭のところに王冠のような黄色い花を咲かせることが特徴。見た目が可愛らしく、人気があります。また、初心者でも育てやすいというところが魅力！簡単に増殖させられます。

綿のような白いトゲが特徴的な短毛丸（たんげまる）。湿気に強いサボテンであるため、日本でも飼育しやすいです。また、ある程度の気温変化にも耐えられますので、初心者さんでも育てられるでしょう。

七々子丸（ななこまる）は、コンパクトで丸いフォルムが特徴。ゴールドのトゲは外へ広がるようにして生えます。なお、七々子丸はレアな品種となっているため、運が良ければ出会えるかも！？

金烏帽子（きんえぼし）は、ウチワサボテンの一種。烏帽子のような形に、金色の短いトゲが特徴です。ちなみに、この種は食用にも使われているんですよ！

100均でサボテンを購入するなら、できるだけ元気に育ってくれるものを選びたいですよね。一般的に良いとされているサボテンの条件は以下の通りです。

①小さくて整った形をしている

②変色がなく、色が綺麗

③葉がしおれていない

④土が程よくしめっている

⑤害虫がいない

以上5つが揃っていれば、元気に育ってくれる確立もアップします。100均でサボテンを選ぶ際は、チェックしてみてくださいね！

100均のサボテンを育てるときは、置く場所・水やり方法・温度の3点に注意しましょう。

育て方ポイント1つめは、置く場所。サボテンは、日当たりと風通しの良い場所が好ましいです。日陰や湿気の多い場所だと、枯れたり、「徒長」といって細長い形になったりします。サボテンは基本屋外飼育が望ましいのですが、もし室内で育てるのであれば3～4時間日光浴させましょう。なお、夏場の直射日光は刺激が強すぎるため、カーテンなどで光を和らげてあげましょう。

育て方ポイント2つめは、水やり方法。季節によって水の量を変える必要があります。春と秋はサボテンにとって生育期となりますので、たっぷりと水をあげましょう。一方夏は数日感覚で水やりを行い、冬は2～4週に1度まで減らしてください。冬は休眠期になりますので、たっぷり水を与えると枯れる恐れがあります。シーズンごとにメリハリをつけて、水を与えましょう。

そして育て方ポイント3つめは温度で、5～40度が目安。サボテンは厚さや寒さに強い植物であるため、過度な温度調節は必要ありません。しかし、温度変化が激しい真夏や真冬は注意して見てあげましょう。

100均サボテンには植え替えが必須！成長によって元々入っていた鉢が小さくなってきたら、植え替えのタイミングです。また、長い間同じ土を使っていると栄養がなくなってきますので、1年に1回を目安に植え替えしてあげるとよいでしょう。

植え替えの方法ですが、まずはサボテンを鉢から取り出して土もすべて抜きます。次に、園芸用のはさみを使ってサボテンの根を切り詰めてください。それができたら、サボテンを逆さにして1～2日ほど乾かします。このとき直射日光の当たらない場所で乾かしてください。

その後、根を下向けにして1～2週間ほど乾かします。最後に、新しい鉢へ鉢底石を敷き詰めて、サボテンを植え替えます。このときサボテンと土の間に隙間ができないよう注意しましょう。

植え替えてすぐのサボテンは、水分を吸い取ることができません。そのため、植え替えから1～2週間は水やりせずに根と土を馴染ませてあげましょう。

コロンとした見た目が可愛らしいサボテンは、インテリアとしても活躍してくれます。特にサボテンの鉢をレトロチックにしたり、土にフィギュアの乗せてみたり、アレンジするとさらにオシャレ度アップ！ここでは、インテリアとして活躍しているサボテン例をいくつかご紹介します。

小さなキリンフィギュアを乗せて、サバンナをイメージ。あくまでもサボテンが主役なため、フィギュアは主張の激しくないものがおすすめです。

あたたかみのあるカラーデザインが可愛く、サボテンの緑ともマッチしています。また、種類の違うサボテンが横1列に並んでいるのもオシャレですよね。

ロボットの顔にも見える鉢へサボテンを植えています。サボテンがロボットの髪のようにも見え、部屋でも存在感を放つでしょう。

コロンとしたサボテンと樽型の鉢がマッチしています。ウエスタン調のデザインが可愛らしく、部屋に1つ置くだけで雰囲気がガラッと変わりそうですね。

100均には様々な種類のサボテンが展開されています。ダイソー・セリア・キャンドゥで、売られているサボテンが異なりますので、お気に入りを求めてお店を回ってみるのも楽しそうですね！運が良ければレアな品種に出会えるかも…？