香川県は四国を代表する県で、昔から”四国の玄関口”と言われています。

瀬戸内海に面し、温暖な瀬戸内式気候。そして、年間を通じて少ない雨量や、自然災害が少ない場所。非常に住みやすい土地柄、人々ものんびりゆったりとした人が多いとも言われている香川県。近年では「うどん県」としても人気で、多くの観光客でも賑わっています。

そんな香川県の県民性は、どのようなものなのでしょうか？

ここでは、香川県の県民性についての特徴を「男女別」「恋愛傾向」「あるあるエピソード」に分けて、一挙皆さんにご紹介していきます！また、香川県民が「ケチ」だとも言われる理由や真意についても考えてみました！

香川県には、「へらこい」という方言があります。これは、「要領が良い」という意味なのですが、この「へらこい(要領が良い）」人が多いというのが、一般的な香川の県民性です。

香川県民は、要領よく人に接する術を身に付けています。元来人当たりも良く、温厚な性格の人が多い傾向にあります。人々との争いを避け、人の意見に合わせる人も多いです。良く言えば「典型的な日本人気質」を兼ね備えた、保守的な県民性とも言えるでしょう。

そんな保守的な部分も目立つ香川県民は、新しいことに自らチャレンジをすることはあまりありません。しかし、とても見栄っ張りでミーハーな面もあるため、珍しいことや目新しいものは大好きです。

また、香川県は全国でもトップクラスの教育熱心な県です。小学生の頃から、勉強を中心とした生活が定着しています。そのためか、東大合格率は全国2位、京大合格率は全国3位という輝かしい実績も持っています。教育にかける費用も高く、娯楽よりも子供の教育費にお金をかける傾向にあります。

しかし、スポーツはあまり盛んではなく、小中学生の体力テスト等では全国でも下位。スポーツ選手も著名な人物の数は他県よりも少ないです。

香川県の男性は、明るくて温厚な性格の人が多いです。元々争いごとを好まない県民性ですので、男性も保守的な考えの人が多いでしょう。

仕事に対してはとても真面目。与えられた仕事はきっちりとこなしていきます。その反面、新しいことを改革したり改善をすることは苦手。また、シビアな面もあるため、他県に人からすると厳しいと思われがちですが、細かいところまで配慮ができる男性も多いのも特徴です。

香川県の女性は、男性と同様に明るくて朗らかな人が多いです。しかし、男性よりも積極的で自立心の強い人が見られます。堅実で保守的な性格なので、貯金をするのも得意。結婚後は、堅実に家庭の家計を管理し、一家のリーダー的な存在となる女性が多いようです。

また、仕事に関してもとても真面目で与えられた仕事はきっちりとこなします。争いごとを好みませんので、人の意見を尊重し、温和な人間関係を築く傾向にもあります。

香川県の男性は、恋愛に関しても保守的で真面目です。しかし、奥手なタイプではないので、気に入った女性がいると積極的に口説いてくるところもあります。しかし、押しは弱いのでいまひとつパンチが効いた口説き方はできません。

また、堅実派のためデートや女性へのプレゼントに対してもあまりお金をかけたがりません。しかし、見栄っ張りな面があるので、結婚式は派手になる傾向があります。

香川県の女性は、恋愛に関しては男性よりも積極的な面があります。そして、男性同様にミーハーで見栄っ張りなところがあるため、理想の男性への条件は厳しめです。

そのためか、狙った男性がいると保守的ながらも積極的にアピールをします。決してガツガツとしたアピールはしないものの、かわいらしくて保守的な女性を演じながらアピールしてくることも多いです。

とてもしっかりした性格で堅実的なので、結婚後はきちんと家庭を管理し、良妻賢母になる女性が多いようです。世間体を気にする人も多く、子供の教育にも熱心です。

香川県民のあるあるエピソードをご紹介します！

香川県と言えば、讃岐うどん！近年では「うどん県」としても有名です。

そんな香川県にとってうどんは、「安い・早い・うまい」と三拍子そろったソウルフード。近隣には必ずと言っていいほどセルフのうどん屋が点在し、香川県民にとってお昼ごはんと言えば「うどん」です。値段も1玉100円～という破格の値段のお店もあり、そのお味も格別の美味しさ。

高校生が学校帰りにうどん屋に立ち寄る光景が見られるのも香川県。まさに香川県民にとってうどんとはファーストフード感覚。年齢に関係なく、香川県民全体でうどんへの愛が半端ないです。

年間を通じて雨量が少ない香川県。同じ四国の高知県にある早明浦（さめうら）ダムを水の供給源としています。雨量が少ない時期になるとこの早明浦ダムの水量が下がったというニュースを頻繁に目にします。そして、そのまま断水となることも香川県ではあるあるエピソードのひとつです。

香川県は四国にある県ですが、ローカル番組は海を挟んだ岡山県とセットなんです。ローカル番組では、岡山と香川の情報を一緒に放送します。これは、テレビ放送が始まった際に、テレビ局を共有して放送できる番組を増やすという目的で始まったそうです。

香川県民にとっては他の四国の県の情報は入りにくいですが、岡山県の情報は毎日入ります。そのため、香川県民にとっては他の四国3県よりも岡山県の方に親しみを持っている人が多いです。

香川県と高知県、徳島県との県境にある讃岐山脈のおかげで、香川県は全国でも非常に自然災害が少ない県として知られています。

台風や地震などの大きな自然災害に見舞われたことは皆無。台風が直撃したとしても、讃岐山脈が縦となって香川県全域をガードするため、被害を最小限に抑えることができるんです。

そのため、四国の他の県が警報が出ていても、香川県だけ注意報しか出ていないというケースが頻繁に起こります。子供たちにとっては、「なんで香川県だけ警報が出てないん？学校が休みにならん！」という文句が出てしまのも、香川県民あるあるです。

香川県は、運転マナーが悪いことでも有名です。同時に年間の交通事故が多い県でもあります。交通事故ワーストは、いつも大阪府と共に1位と2位を争っているという現状です。また、香川県のパトカーには「交通事故ワースト返上！」といった文字が貼られてしまう始末です。

香川県民にとっての雑煮は、白みそにあん餅というのが常識です。白みそにあん餅という組み合わせは、他県の人にとっては驚くことでしょう。しかし、これが実に美味しい組み合わせなんです。白みそのしょっぱさとあん餅の甘さのハーモニーが絶妙！

香川県民の前では、くれぐれも、白みそとあん餅の組み合わせを気持ち悪いと言わないようにしましょう。香川県民は、香川の雑煮に自信を持っているため、プライドを傷つけてしまいます。

香川県民は、他県の人からは「ケチ」と言われてしまうことが多いようです。

香川県は、家庭での貯蓄率も全国的にトップクラス。確かに香川県民は、お金に対してシビアで無駄使いをしないという堅実な人が多いです。そのためか、普段からあまり娯楽にお金を使わず、貯金をする傾向にあります。

香川県民は、デートにかけるお金も節約派です。基本的に男性は女性へお金をかけることを好みません。そのため、コンパなどがあっても男女割り勘が一般的。他県だと男性が払う場合も多いので、やはり「ケチ」と言われても仕方がないかもしれません。

香川県民は、ケチと言われがちですが、男性も女性も経済観念がしっかりしており、将来を見据えるからこそ貯金をします。しかし、ケチと言われがちな香川県民も、お金をかけるところはしっかりとかけます。

その例が、子供の教育費です。子供の教育費にはとてもお金をかけるところがあり、子供の習い事の多い県でもあります。また、見栄っ張りのため、結婚式や葬式などの冠婚葬祭にはお金をかけたがります。

香川県は車社会ですので、1人1台車が必要。そのため、車にかけるコストは全国的にも高めです。そして、香川県の男性は自分の車にお金をかける人も多いため、「デート代はケチるのに、自分の車にはお金をかける」という文句も女性から出てしまうとか。

香川の県民性やあるあるエピソードなどをご紹介しました。

うどんをこよなく愛し、面白いあるあるエピソードも多い香川県。ケチだと言われながらも、真意は貯金をしっかりとして使うべきところに使うという、将来を見据えた計画があることも判明しました。

そんな香川県、うどんの美味しさも人々の人柄、気候も大変良い所です。あなたも一度香川県を訪れてみてはいかがですか？