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ローリエとローレルの違いって?効果やおすすめ使い方でお料理に香りを!

2024.02.25

煮込み料理などによく聞くローリエやローレルの違いは?またベイリーフや月桂樹の葉との違いは? など、疑問に思っている方にそれぞれの違いをご紹介します。また、ローリエ、ローレルのお肉の臭みを取るお料理レシピやお料理以外の使い方、効果、保存法などもご紹介!

  1. ローリエとローレルの違いは?
  2. ローリエとローレルに違いはない
  3. ローリエ、ローレルと月桂樹の違いは?
  4. ローリエ、ローレルとベイリーフの違いは?
  5. ローリエ、ローレルの使い方
  6. ローリエ、ローレルの効果
  7. ローリエ、ローレルの保存方法
  8. ローリエ、ローレルの使い方-おすすめ料理-ビーフシチュー
  9. ローリエ、ローレルの使い方-おすすめ料理-ツナのコンフィ
  10. ローリエ、ローレルの使い方-お部屋に
  11. まとめ
煮込み料理などのレシピでローリエと言う言葉を聞いたことがあると思います。煮込み料理の時に1-2枚入れて一緒に煮込むと風味や旨味が増して美味しくなります。ローリエとはスパイスの一種です。では、ローレルと言う言葉も聞いたことがあると思います。同じように煮込み料理のレシピの中によく出てきますよね?同じお料理のレシピなのにスパイスの名前に違いがあって、ちょっと混乱しちゃいますよね。では、ローリエとローレルの違いって何なのか?

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引用: https://static.minne.com/productimages/7564334/large/54c80e24dd24a0e6ea362168c12050382e5f3bc0.jpg?1436944697
実は、ローリエもローレルも違いはなく、同じものなんです。だから使い方も同じです。ローリエとはフランス語でLaurierと書きます。また、ローレルとはスペイン語でLaurelと書きます。元々二つは同じもので、ラテン語のlaudis(褒め称える)からきているそうです。オリンピックの聖火ランナーやマラソンの優勝者に葉っぱの輪っかをかけているのを見たことがあると思います。あれがローリエです。勝利や名誉の象徴に勝者に与えられるものなんですね。したがって、この二つの違いは名前の違いだったのですね。
引用: https://image.rakuten.co.jp/santarosa/cabinet/01356137/laurier_view1.jpg
ローリエもローレルも同じもので、原産国は、地中海東部沿岸や西アジアで、ギリシャやトルコ、フランス、イタリアなどで栽培されています。日本で人気のスパイス会社と言えば、ハウスやSBなどがありますが、会社によって名前の表記に違いがあるようです。一般的にハウス食品ではローリエと表記し、SB食品ではローレルと表記しているようで、そこの違いなのですね。
引用: http://livedoor.blogimg.jp/startmoon/imgs/6/a/6a8e619e-s.jpg

ローリエ、ローレルの葉と月桂樹の葉とには違いはない??

ローリエとローレルは同じものと言うことがわかりましたが、では、ローリエ、ローレルと月桂樹の違いは何でしょうか?月桂樹とは、月桂葉がなる木のことで実は、ローリエ、ローレルの葉は月桂樹の葉と違いはなく、同じものです。

綴りの違いや発音の違い??

ウィキペディアでの説明ではローリエとローレルとベイリーフは国によっての綴りの違いや発音の違いから来ていると記載されています。
日本ではローレル(英語: laurel)、ロリエ(フランス語: laurier)、ベイリーフ(ベイリーブズ、英語: bay leaf, bay leaves)、ゲッケイジュ(月桂樹)、ロールベールブレッター(ドイツ語: Lorbeerblätter)などの名でも流通しているが、これらは各国語の綴りや発音の違いから来ている。

でも、実のところは、ローレル、ローリエとベイリーフは別もののようです。いろんなサイトを見るとウィキペディアと同じように同じものと書かれていることがよくあるので、ますます混乱してしまいますよね。

ローリエ、ローレルとベイリーフの違いと見分け方

見分け方としては、葉脈です。簡単に見分ける方法としては、ローレル、ローリエは、葉脈が横にあり、ベイリーフは葉脈が縦になっています。また、ローレル、ローリエは、月桂樹の葉で、ベイリーフはカシアの葉と言うことなので、両者はまったく違うものなのですね。

葉脈の向きに違い??

ローリエ、ローレルの葉脈は横向きにあります。
引用: http://image1.shopserve.jp/spiceluck.jp/pic-labo/llimg/SL00100067.jpg
ベイリーフの葉脈は縦向きにあります。画像で見ると違いは一目瞭然ですね。
引用: http://image1.shopserve.jp/spiceluck.jp/pic-labo/llimg/SL00100162.jpg

ベイリーフの使い方

引用: http://livedoor.blogimg.jp/higashihom/imgs/6/7/6784cd4b-s.jpg
ベイリーフは、テンパリングの使い方が主なようです。テンパリングとは、油に香りをうつすことで、インド料理などで、カレーを作る際の玉ねぎを炒める時や、ひき肉を炒める時などに使われるようです。ベイリーフがない時にローリエ・ローレルを代用として使うことは大丈夫ですが、反対にベイリーフをローリエ、ローレルの代用として使うとちょっとちぐはぐな味に仕上がってしまいますので注意が必要です。その点でもローリエ、ローレルの方が使う範囲は広いですね。
ローリエやローレルの使い方でよく知られているのは煮込み料理の香り付です。肉の臭みなどを消す働きがあるので、ポトフやシチューなどの煮込み料理に1-2枚入れておくと旨味が増し、香りがよくなります。特にトマト料理との相性は良いです。煮込み料理に入れる際は、葉を刻まずに一枚そのまま入れます。一般的には乾燥させたドライローリエ、ドライローレルを使いますが、稀に生の葉を使うこともあるようです。その場合、青臭さと苦味が出るので、やはりドライの方を使った方が良いようですね。
引用: https://jp.rakuten-static.com/recipe-space/d/strg/ctrl/3/0dc889a95dfea483a947a5fd36d079afa898167d.93.2.3.2.jpg?thum=58
ローリエ、ローレルの成分は、主にシネオール、リナロール、オイゲノール3種類からなっています。特にシネオールは香り成分全体の50%ほどを占めているそうです。また、ビタミンAやB、C、カルシウム、鉄、マグネシウムなども含んでいます。

シネオール

引用: https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s5c1d12fdcf44b1a6/image/ia7a4a794acbb16fa/version/1483789485/%E9%A3%9F%E6%AC%B2%E4%B8%8D%E6%8C%AF-%E8%99%9A%E5%BC%B1%E4%BD%93%E8%B3%AA%E3%81%AA%E3%81%A9%E8%83%83%E8%85%B8%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%8F%E3%82%8B%E4%B8%8D%E8%AA%BF%E3%82%92%E7%B5%B6%E5%A5%BD%E8%AA%BF%E3%81%AB.jpg
シネオールは、消化を促進させる効果があり、血の巡りをよくしてくれるので冷え性や肌トラブルなどにも効果があります。弱った胃腸や肝臓、腎臓の働きをよくしてくれる効果もあります。また、小麦などに含まれるグルテンの消化を促す効果があるので、パスタなどと一緒に使うのは、理にかなった使い方なのですね。

リナロール

引用: https://kiki-dental.com/kyousei-implant/wp-content/uploads/2017/11/kounaien-300x274.jpg
リナロールは、風邪などのウィルスの感染を防ぎ、口内炎にも効くと言われています。

オイゲノール

引用: https://i1.wp.com/bi-plus.net/wp-content/uploads/2013/07/anti.jpg
オイゲノールは、抗酸化作用があり、アンチエイジングや美容にも効果があると言われています。
引用: http://livedoor.blogimg.jp/startmoon/imgs/4/b/4b2c005b-s.jpg
最近では生のローリエ、ローレルを手に入れて自分で乾燥させる方もいますね。生では青臭いこともあるので、保存するには乾燥させて使った方が良いです。乾燥方法としては、葉をよく洗い水分を取って風通しの良いところに干しておきます。季節や気候にもよりますが、ほぼ1週間ほどで乾燥状態になります。
乾燥させたローリエ、ローレルの保存期間は、密閉して直射日光の当たらない涼しいところに保管していれば、数ヶ月でも大丈夫です。一度封を開けてしまうとそれほど長くは保存できません。また、風味の落ち方は早くなので、なるべく早くに使い切った方がよいです。と言っても、それほどいつも煮込み料理をするわけではないので、そうそう使いきれないですよね。ジップロックなどに空気を抜いて入れて、密閉できるビンなどで保存すると良いですね。
引用: https://cdn.macaro-ni.jp/image/summary/39/39950/dbfe8fd90091e1f9136c5018fe18968d.jpg
ローリエ、ローレルは特に湿気を嫌いますので、密閉容器に入れてもちょっと心配と思う場合は、冷蔵庫や冷凍庫に保存しても大丈夫ですよ。ただ、冷蔵庫の開け閉めの際に寒暖差により結露が発生して湿気が入ることもあるので注意です。また、常温で保存する際は、コンロなど湿気が多く発生する場所はさせて保存すると良いですね。
引用: https://jp.rakuten-static.com/recipe-space/d/strg/ctrl/3/b02734960227c64eb31c037a5dd52c2a369ca4cd.86.2.3.2.jpg?thum=58
煮込み料理の代表選手とも言えるビーフシチューにはローリエの威力をめいっぱい発揮できます。ローリエは煮込みすぎると苦味がでるので、ある程度のところで取り出す方がよいですよ。
引用: https://jp.rakuten-static.com/recipe-space/d/strg/ctrl/3/ad3129887b1edf16319590ea1bcc2a7687ecbf42.72.2.3.2.jpg?thum=58
缶詰のツナでは味気ない。そんな時に自分で作るツナのコンフィはおもてなしにも良いですね。
引用: https://static.minne.com/productimages/36016074/large/b6dd9880bf1522c14845271b48f6f1d3093642e7.jpeg?1497328995
ローリエ、ローレルのお料理以外の使い方としては、リラックス効果がある香りがあるので、お部屋に飾っても良い香りがします。ポプリやリースなどにして飾ると良いですね。また、枕元に置くとリラックスして質の良い睡眠ができますよ。葉以外にもエッセンシャルオイルなどもあるので、そちらを使うのも良いですね。

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いかがでしたか?ローレルやローリエ、よく聞く言葉だけど、その違いなどはっきりとわかっていなかった方も多いと思います。実は私もベイリーフとローリエに違いはなく、同じものだと思っていました。植物そのものの違いだけでなく、使い方にも違いがあるので、今後のお料理の参考になればと思います。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://image.rakuten.co.jp/santarosa/cabinet/01227520/laurier_top1.jpg