韓国の明洞(ミョンドン)は、ソウル最大の繁華街で、観光客に人気ナンバーワンの地域です。また、歴史的背景や文化的背景もあり、他の地域に比べて日本語が通じやすいという特徴もあります。

特に若い女性に人気のプチプラコスメやファストファッション、汗蒸幕やエステなどの美容系、そして韓国伝統料理やファストグルメも楽しめるとあり、充実しています。また、夕方以降はメインストリートに屋台が連なり、トッポギを始め“オデン”や“天ぷら”などの屋台料理も楽しめます。

もちろんほかの観光地へも「地下鉄４号線明洞駅」と「地下鉄２号線乙支路入口駅」からアクセスできます。

ミ―ハ―は建物に関心が無いのでは？と思うでしょうか？いいえ、違いますよね。韓国ドラマでは王宮を始めとし、数々の歴史的建築物が登場しています。朝鮮王朝時代やその後の日本統治時代のことも知ることで韓国の観光も楽しさ倍増です。王宮以外にも現代ドラマのロケ地になった建物もあるので、韓国ドラマ好きには必見です！

韓国には、朝鮮王朝以降の近代史を垣間見られる象徴的な歴史的建築物が複数あります。リノベーションして現代風に生まれ変わった、ショッピングビルも。また、韓国の有名な近現代建築家が設計したビルもあり、建物好きには興味が尽きません。

グルメやショッピングを楽しんだ後は、ぜひこれらの建物も鑑賞し、韓国の歴史に思いを馳せてみましょう！今回はいくつかある建物の中から3つをご紹介します。

韓国で最も歴史が古い大きなカトリック教会のゴシック様式の建物が「明洞聖堂」（ミョンドンソンダン）。とても素敵な建物で、史跡第258号に指定されています。韓国最初の煉瓦聖堂とのこと。フランス人神父が指揮をし、日本が統治する前の1898年に完成しました。

老朽化のため2000年代から補修工事が進められ、2014年の秋に新館ファミリアチャペルが完成しました。毎年のクリスマスは盛大なミサが行われます。そして地下にはショッピングモール「1898広場」があり、「明洞聖堂」のグッズが販売されているショップのほか、レストランやカフェ、ベーカリーもある、おしゃれなスポットです。

そして韓国ドラマ好きは必見です。チャン・グンソク主演の「美男(イケメン)ですね」、「美しき日々」などにも登場したロケ地めぐりの定番コースなのです！

「明洞芸術劇場」（ミョンドンイェスルクッチャン）は、日本に統治されていた時代の19936年に、日本人建築家の玉田橘治が設計した建物です。ルネサンス様式の優美な姿が美しく、映画館・劇場の明治座として開館しました。その後は国立中央劇場として1959年から1973年まで、演劇の舞台が上演されてきました。

ところがしばらくして国立中央劇場は南山の麓に移転したため、現代投資信託証券が入居するオフィスビルに。そして時を経て2009年に明洞芸術劇場としてリニューアルオープンしたのです。

「韓国銀行貨幣金融博物館」（ハングンウネン・ファペ・クミョン・パンムルグァン）は、日本を代表する建築家、辰野金吾の設計です。辰野金吾は、奈良ホテルや東京駅、日本銀行本店の設計でも知られています。日本が統治していた1912年に朝鮮銀行として建てられました。戦争後の1945年以降は、韓国銀行の本館として使用されてきました。

時を経て2004年、貨幣専門の博物館「韓国銀行貨幣金融博物館」に。しかし建物は朝鮮戦争によってほとんどが破壊されてしまったそうです。そのため現在の建物は戦後再建されたものとのことです。

韓国のソウル在住ブロガー　チア様情報によると、

明洞には日本語が通じるエステがあるとか！

他にも在住者ならではの韓国コスメ情報が満載のチア様のブログもチェックしてみてくださいね！

韓国のグルメで外せないのは、焼肉、ビビンバ、参鶏湯、スンドゥブ、マンドゥなどいろいろあり、一度の韓国旅行では食べきれないほどです。そこで今回ご紹介するのは、「朝」グルメ。出勤前の人など地元の人に混じって食べるのがなかなか楽しいものがあります。「朝」グルメで代表的なのは、「おかゆ」「海苔巻」「韓国トースト」。今回はこの3つの地元で評判のお店をご紹介します。

「味加本(ミガボン)」は、「地元の常連客が多い」お店です。食材のうまみが溶け込んだ、アワビやエビを使った滋味あふれる濃いめのお粥が絶品。お粥の激戦地で10年以上の人気を集めてきた、地元の人のお墨付きのお店。基本に忠実で手間を惜しまない手作りの味がウリのお店。お粥はもちろん、参鶏湯(サムゲタン)も楽しめます。添加物一切不使用というのもうれしいですね。 通勤前の会社員の人たちに混じり、ハフハフ言いながら食べましょう！

・アクセス／地下鉄4号線明洞駅 6番出口 徒歩5分 ・営業時間／7：30～22：00(ブレイクタイム16：00～17：00、ラストオーダー21：30)※店の都合により変動あり ・休日／ 旧正月・秋夕(チュソク)の当日のみ

海苔巻も、韓国の朝ごはんに欠かせないメニューです。何より急いでいるときにポンポン口に放り込めるのが◎　地元人だけではなく、観光客にも人気なのが「浪漫(ナンマン)キムパッ」です。牛肉や卵、ホウレンソウ、そしてごま油で香ばしく味付けしてある海苔巻は、もう最高です！

こちらではスンドゥブチゲも楽しめます。キムチやスープはセルフ。食べたいだけ食べられるので、観光前の食事にしっかり食べましょう！

・アクセス／地下鉄2号線乙支路入口駅 5・6番出口 徒歩4分 ・営業時間／月～土曜7：30～23：30(ラストオーダー22：30)、日曜7：30～23：00(ラストオーダー22：00) ・休日／年中無休

次は洋風ですが、そこは韓国。韓国風にアレンジしています。プルコギやカルビが入った充実のメニューをお楽しみください。おすすめは、海外にも進出したという有名店の「Isaac(イサック)トースト」。オリジナルの甘味の感じられるソースとプルコギとカルビの絶妙のコンビネーション。食べずして日本には帰れない！ただ人気店なので行列覚悟でご利用くださいね。

・交通／地下鉄4号線明洞駅 5番出口 徒歩1分 ・営業時間／7：00～21：00(ラストオーダー20：10) ・休日／日曜

次はショッピングです。ショッピングといえば、やはり女子にはファッションですね。「オルチャンファッション」と言われる韓国のファッション。独特のセンスが人気で、日本でも注目されています。その素敵なファッションアイテムを明洞でゲットしましょう！

明洞ではさらに、通りによって３つのエリアにファッションスポットが区切られます。今回はそれぞれを代表するお店をご紹介！

1．「大通」…有名な大手の韓国ブランドが中心 2．「裏通」…人気セレクトショップや注目の新鋭ブランド中心 3．「免税店・百貨店エリア」…高級ブランド中心

有名な大手の韓国ブランドが中心の「大通」を代表するのが、８SECONDS（エイトセカンズ）です。個性的なオルチャンファッションを充分に発揮したアイテムぞろい。いかないと損ですよ。20代～30代の流行に敏感な男女が多いので、彼らのファッションをさりげなくチェックするのも◎

人気セレクトショップや注目の新鋭ブランド「裏通」を代表するのが、A LAND(エーランド)。韓国を代表するセレクトショップの１つです。こちらもオルチャンファッションを始め、先鋭的なデザインが揃います。洋服やアクセサリー、靴、バッグなどの小物も充実しています。ヴィンテージもあり、見逃せません！

最後は、高級ブランド中心の「免税店・百貨店エリア」です。ロッテ百貨店は、明洞のランドマークともいえるデパート。地下鉄２号線乙支路入口駅から直結しており、地下1階から12階まである「ロッテ百貨店 本店」は必ず行ってほしいファッションビル。

地下1階～8階が一般売り場、13階がレストラン街になっていまう。そして「ロッテ免税店 明洞本店」は9階～11階。

「ロッテ免税店 明洞本店」は、シャネルやプラダ、グッチなどの国内外のブランド店がそろいます。なんと500以上！ショッピングもですが必見は、韓流ロードStar Avenue(スターアベニュー)の、スターたちの特大パネル。圧巻です！

韓国の一大繁華街、明洞のおすすめ人気観光スポットについてまとめました。今回は「建物」「グルメ」（朝ごはん）「ショッピング」ですが、いろいろあり過ぎてご紹介しきれないのが正直なところ。でも、ミーハーの人は絶対に楽しめるスポットばかりです。ぜひ自分の足で、目で、舌で味わって、素敵な場所を探してくださいね！